「今のまま働いていいのかわからない」「本当にこの仕事は自分に合っているの?」といった疑問を持つ人は少なくありません。このように何をすればいいのかわからない状態に陥っている人を「キャリア迷子」といいます。
本記事では、キャリア迷子から抜け出す解決法について紹介します。年齢別にポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・20代がキャリア迷子になる原因は、自分に合った仕事がわからない、知識や経験不足で転職が不安、キャリアアップの方向性がわからないなど
・30代がキャリア迷子になる原因は、専門スキルが身についていない、将来が不安、何がしたいかわからないなど
・40代がキャリア迷子になる原因は、時代や環境の変化についていけない、管理職を進められる、出世競争に勝てないなど
・キャリア迷子を抜け出すには、自己分析を深める、新しいスキルを取得する、キャリアのプロに相談するなど
目次
20代がキャリア迷子になる原因と解決法
まずは、20代がキャリア迷子になる原因と解決法について解説します。20代、とくに前半は学生時代とのギャップによる悩みは、社会人経験が少ないことによる悩みが多くあります。
- 自分に合った仕事がわからない
- 知識や経験不足で転職が不安
- 良好な人間関係が築けない
- キャリアアップの方向性がわからない
それぞれについて見ていきましょう。
自分に合った仕事がわからない
とくに20代前半の人に多いキャリアに関する悩みは「自分に合った仕事がわからない」ことです。20代前半は社会人経験が乏しく、自分の専攻や得意分野がわからないまま、就職する人が多くいます。中には希望していた職種に就けない人も少なくありません。初めての環境や職場の人間関係、周囲からのプレッシャーなどが、この悩みを深める原因になっています。
解決法としては、自己分析を徹底し、自分について深く知ることです。自分の興味のあることや得意なこと、強みなどをしっかりと認識していれば、今の仕事が自分に合っているか判断できます。仕事をしているときにやりがいを感じる瞬間や過去の成功体験などを振り返りリストアップしましょう。
仕事が合わないときの解決法については「仕事が合わないときの対処法!合わないと感じる理由や転職の判断基準を解説」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
知識や経験不足で転職が不安
20代は知識や経験が不足している場合が多いです。学生時代の知識を持って社会人として挑みますが、職場と学校では必要な知識が異なるので、ギャップを感じてしまいます。先輩や上司と比較して、「自分は仕事ができない」「先輩たちのように仕事ができるのだろうか」と不安になる人も少なくありません。
解決法としては学び続けることです。例えば、上司に相談してアドバイスをもらったり、研修やセミナーに参加したり、資格の取得を目指したりなどが良いでしょう。座学よりも実務経験を積むほうが、知識や経験が身につきやすくおすすめです。そのため、上司に頼んで新しい仕事を教えてもらったり、プロジェクト参加させてもらったりするのが効果的です。
20代は失敗してもやり直しできる年齢ですので、積極的に挑戦しましょう。未経験分野にも挑戦して、とにかく行動へ移すことを意識してください。
良好な人間関係が築けない
業務内容だけでなく、人間関係でも悩みを抱える人は多くいます。業務を円滑に進めていくには、良好な人間関係を構築する必要があります。人間関係が悪化すると、仕事のパフォーマンスやモチベーションが低下するなど、デメリットが多いです。とくに仕事上、上司と関わる機会が多いため、上司と仲が悪くなってしまうと致命的です。
20代は学生時代の友達・先輩との関係ですので、年齢層の近い人との関わりが多いです。しかし、社会人になれば人生の先輩ばかりで、年齢層も幅が広がります。これまでと違い、成果を求められる中での関係性になりますので、対応や調整が難しく感じる人が多くなります。
解決法は、コミュニケーションスキルを高めて積極的にコミュニケーションを取ることです。コミュニケーションを取るときは、相手の意見を尊重しながら聞くことが重要です。自分の意見を伝えることは大切ですが、相手の意見や気持ちを汲み取れていなければ、納得してもらえません。また、集団で話すよりも、上司や同僚と個別で話す時間を設けることも意識しましょう。
上司との向き合い方については「上司が嫌いで関わりたくない場合どうする?上手な向き合い方とストレス解消法を解説」を参考にしてください。
キャリアアップの方向性がわからない
20代後半になると、キャリアアップに関する悩みを抱える人が多くなるのではないでしょうか。仕事に慣れ、スキルや知識が身につくと、どのようにステップアップすべきか考え始めます。また、同僚や先輩がキャリアアップしていく姿を見て、焦りを感じる人も少なくありません。
解決法は、自己分析です。自分の強みや価値観などを洗い出して、キャリアの軸を明確にします。自分は何がしたいのか、現職に入社した目的は何か、将来どのような人間になりたいのかを再確認してください。
また、社内の相談窓口やキャリアコーチングサービス、キャリコンサーチなどに相談するのも一つの手です。
30代がキャリア迷子になる原因と解決法
30代がキャリア迷子になる原因と解決法を紹介します。30代になると、経験や知識が身についていますので、将来に対する悩みが多くなります。また、結婚や出産などライフスタイルの変化によって優先順位が変わることも悩みの一つです。
- 専門スキルが身についていない
- 将来に不安を感じている
- 何がしたいかわからない
- 失敗を恐れて踏み出せない
それぞれについて見ていきましょう。
専門スキルが身についていない
一般的に30代になれば、スキルや経験が身につきアピールできる実績が1つや2つあるものです。しかし、人によっては、転職で職種が複数回変わったり、社内異動によって部署が変わったりして専門スキルが身についていない場合があります。中途採用は即戦力を求められるため、同年代と比べて専門スキルが見劣りしていると、不安を感じてしまうでしょう。
また、今まで仕事を頑張ってきたけど「自分のスキル」「自分の専門性」とは何か、疑問に思ってしまう人もいます。
解決法は、新しいスキル・知識の習得です。他人と比べて専門スキルが不足している場合は、無理に転職を検討せず、スキルの習得に励みましょう。中途採用は即戦力のスキルが求められるため、スキルや実績がなければ転職で不利になってしまいます。まずは、今興味のある分野で構いませんので、資格の取得を目指しましょう。
資格があれば、具体的な実績をアピールできなかったとしても自分のスキルを証明できます。また、その分野の専門性を身につけることでより関心が増し、キャリアアップを目指すきっかけにもなります。
将来に不安を感じている
30代になれば同年代が昇格したり、管理職になったりなど、キャリアパスを意識する年齢です。「代り映えのない日常を過ごしているだけでいいのか」「このまま働き続けて昇格していけるのか」など、将来に不安を感じる人も少なくありません。とくに周りが昇格していく姿を目にすると、一層不安を感じるでしょう。
年功序列の企業であれば「40代になれば部長になれる」などのビジョンが想像しやすいです。しかし、近年では年功序列の企業も少なくなり、定年まで平社員のままでいる人もいます。その結果、キャリア迷子になってしまうのです。
解決法は、将来なりたい自分を明確にすることです。将来なりたい自分が明確になれば、その目標に向かってどう歩めばいいかわかりやすくなります。将来なりたい自分と現在の自分とのギャップを埋められるような仕事に就くことで、自分の成長を感じられます。多少、非現実的なプランでも構いませんので、将来どこで何をしてどのような人になりたいか、目標を設定しましょう。
何がしたいかわからない
30代だけに限ったことではありませんが、自分のやりたい仕事がわからないという悩みを多くのビジネスマンが抱えています。内閣府で実施した「国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)」によれば、お金を得るために働くと答えた人は62.9%です。つまり、労働者の多くは生活のために働くのであって、やりたい仕事をしているわけではありません。
また同調査では、「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた人が6.9%、「生きがいをみつけるために働く」と答えた人が13.3%と低い結果になっています。そのため、「仕事=やりたいこと」でなくても構いません。例えば、趣味でやりたいことを存分に楽しみ、仕事はお金を稼ぐためと割り切っても良いでしょう。
やりたくない仕事を続けるのは苦痛ですが、現在の仕事に不満があるわけではない場合、無理に自分のやりたい仕事を見つける必要はないでしょう。そうはいっても、自分のやりたいことが仕事であれば、モチベーションの向上につながります。
解決法は、自己分析を深めるか、キャリアのプロに相談することです。自分の力で解決したい場合は、自己分析を深め、自分の強みや得意なこと、興味のあることを再確認しましょう。自己分析を深めても、何がしたいかわからない場合は、キャリアのプロに相談してください。
転職を踏まえて相談する場合は転職エージェントを利用し、相談だけしたい場合はキャリアコーチングサービス、キャリコンサーチなどを利用しましょう。
失敗を恐れて踏み出せない
30代になると経験や知識が身につく一方で、失敗を恐れて挑戦できない人もいます。例えば、「一定のスキルや知識が身についたけど現在の仕事に不満があり、未経験分野に挑戦したいが失敗を恐れて行動に移せない」というような悩みです。転職市場の未経験募集は、20代後半から数が減り、30代ではかなり少なくなります。そのため、新しい分野に挑戦する最後のチャンスともいえます。
解決法は、一歩踏み出す勇気を持つことです。年齢を重ねるごとに未経験分野への挑戦が難しくなります。40代になると、安定を重視する傾向あるので、ラストチャンスだと思って挑戦してみましょう。もしいきなり挑戦するのが心配な人は、副業などで挑戦したい分野を体験してみても良いでしょう。
40代がキャリア迷子になる原因と解決法
40代がキャリア迷子になる原因と解決法を紹介します。40代になると、部下を持つ人が多くマネジメントに関する業務に就く人が増えます。プライベートでは、老後のことを考えたり、子どもがいたりなど、簡単に転職や退職ができずに悩む人も多いのではないでしょうか。
- キャリアの選択肢が減って守り重視になった
- 時代や環境の変化についていけない
- 管理職に就くことを進められる
- 周りとの出世競争に勝てない
それぞれについて見ていきましょう。
キャリアの選択肢が減って守り重視になった
年齢に関係なく未経験分野に挑戦することは可能です。しかし、40代になると体力的・金銭的・精神的に考えると簡単に退職・転職できない年齢です。これまで積み上げてきた経験や実績を手放すリスクも考えなければなりません。また、子どもがいたり、住宅や車のローンがあったりすることで、手堅く今の仕事を続けることが無難だと考えるようになります。
キャリアの選択肢が減ってしまい、キャリア迷子になってしまうのです。解決法は、①キャリアアップを目指す、②キャリアのプロに相談するの2つです。安定を求めるなら自分のスキルや経験が活かせる仕事を選びましょう。専門性に磨きをかけてキャリアアップを目指します。
未経験分野に挑戦したい場合は、キャリアコーチングサービスやキャリコンサーチ、転職エージェントなどに相談することです。自分の市場価値と転職市場から、未経験分野に挑戦できるかアドバイスを求めましょう。
時代や環境の変化についていけない
40代になると多くの経験や失敗を重ね、自分なりのやり方が身についている人もいます。例えば、営業一筋で20年キャリアを積んできた人は、自分なりの営業スタイルによって顧客を獲得しています。しかし、昨今ではテクノロジーの進化により、働き方を変える企業が多いです。これまで培った経験を活かせず、プログラミングやデータ分析などを活用したやり方についていけない人もいます。
若手社員はこうした時代の変化に柔軟に対応しますが、年齢層の高い40代~60代は新しいやり方に戸惑ってしまうでしょう。これまでのやり方を貫くべきか、時代や環境の変化に対応すべきかわからなくなり、キャリア迷子になってしまいます。
解決法は、時代や環境に合ったやり方に順応することです。昨今は1年・2年の間に目まぐるしく変化します。会社もこの変化に対応するために、新しい技術を導入するなど対策しています。そのため、時代の流れに対応できない人は高い評価を得られません。
もし、今のやり方を変えたくない場合は、自分のやり方を重視してくれる会社へ転職しましょう。会社ごとに方針が異なりますので、あなたのやり方に賛同してくれる会社もあります。
管理職に就くことを進められる
40代は指導される側から指導する側、つまりマネジメントを任されることが多い年齢です。しかし、管理職ではなく最前線で働きたいと思う人も少なくありません。現場で働きたい気持ちはあるものの、後輩が管理職になり、「組織内で自分が浮いているのでは?」という悩みからキャリア迷子になる人もいます。
管理職に就くか就かないかの解決法は、以下の通りです。
- 考え方を改めて管理職になる
- 最前線で働ける同業他社へ転職する
- 部署異動して新しいキャリアを目指す
例えば、営業で顧客の課題を解決することにやりがいを感じている場合は、ターゲット顧客から部下に変えてマネジメントすることで、興味が湧く可能性があります。40代でも管理職にならず、最前線で働き続ける人は多くいますので、自分の考え方を理解してくれる会社へ転職することも一つの手です。管理職になることだけが正解ではないので、自分のやりたいことを続けていきましょう。
周りとの出世競争に勝てない
40代は管理職に就く人が多いですが、優秀な30代や後輩が出世することもよくあることです。自分よりも若い年齢の人が出世してくると、出世競争を勝ち抜いて部長や執行役員に昇格できるか不安になる人もいます。「このままでも大丈夫なのか」「出世のためにすべきことがあるのか」といった悩みを抱え、キャリア迷子になってしまいます。
解決法は、自己分析を深めることです。人によって仕事の価値観は異なりますが、出世することだけがすべてではありません。自分は何のために働いているのか、もう一度自分の考えをまとめてみましょう。
例えば、とにかく出世したい人は成果を上げることです。部下のマネジメントや新規事業の立ち上げ、資格の取得などさまざまですが、自分の能力を示すことです。現場志向の人は、現在のスキルを磨き上げプロフェッショナルを目指しましょう。
周りが出世しているからといって、自分もその流れに乗る必要はありません。もちろん出世したいのであれば、それなりの努力は必要ですが、自分が働く上で何を重視しているのかを再確認しましょう。
キャリア迷子から抜け出すための4つのアクション
キャリア迷子から抜け出すためには、主に4つのアクションがあります。
- 1.自己分析で自分を深く知る
- 2.転職先が求めるニーズを理解する
- 3.必要なスキルを取得する
- 4.キャリアのプロに相談する
自分の状況に合ったアクションを選びましょう。
1.自己分析で自分を深く知る
キャリア迷子になったときは、自己分析で自分について再確認することが重要です。自分の強み、得意なこと、スキル、価値観、興味のあることなどをまとめましょう。転職時の自己分析では、自分のスキルがどのように活かせるか、会社に貢献できる点は何かを整理することが大切です。
例えば、自分ができることを「Can」、転職先で実現したいことを「Will」でまとめると良いでしょう。自分のことを深く知れば、アピールポイントが見つかったり、向いている仕事が発見出来たりなど、さまざまなメリットがあります。
2.転職先が求めるニーズを理解する
中途採用は即戦力が求められるため、応募先の企業が求めるニーズを理解することが重要です。専門的なスキルを持っていたとしても、企業が求めるスキルと一致していなければ、意味がありません。
まずは、転職するしないにかかわらず、転職サイトなどで興味のある職種を調べましょう。自分の興味のある企業や職種が、どのようなスキルや経験を求めているか確認します。企業が求めるスキルを有していれば良いですが、なければスキルや資格を取得しましょう。
3.必要なスキルを取得する
新しいスキルを取得することは、自分の市場価値を高めるため転職活動を有利に進められます。スキルの取得は、テクニカルスキル(専門的な知識・スキル)とポータブルスキル(汎用的なスキル)の2つがあります。
テクニカルスキルとは、業務を円滑に遂行するために必要なスキルです。主に、属している業界の知識や専門スキル、熟練の技術などを指します。テクニカルスキルは、業種や職種によって異なります。例えば、営業職であればヒアリング力や商談力、ITエンジニアであればプログラミングスキルや問題解決力などです。
同業種や職種であればテクニカルスキルが活かせますが、他業種に転職する場合は、テクニカルスキルが活かせないケースがあります。ITエンジニアが営業職に転職してもプログラミングスキルを活用することは、ほとんどありません。
ポータブルスキルとは、どの業界・職種でも持ち運びができるスキルです。具体的には、コミュニケーションスキルや問題解決力、スケジュール管理能力、論理的思考力などがあります。ポータブルスキルは、業種に関係なく活用できるスキルなので、迷ったときはポータブルスキルを取得しましょう。
先行きが不透明なVUCA時代においては、ポータブルスキルの取得が有効です。ポータブルスキルであれば、時代の変化に柔軟に対応できるため、腐らないスキルだといえるでしょう。
4.キャリアのプロに相談する
キャリア迷子になったときは、キャリアのプロに相談しましょう。人に相談することで、上手く整理できたり、もやもやした気持ちが解消できたりします。また、専門家のアドバイスを聞くほうが効率よくキャリア迷子から脱却できます。キャリアコーチングサービスやハローワーク、転職エージェントなどを利用すれば、キャリアのプロと相談可能です。
キャリア迷子の解決法に関するよくある質問
キャリア迷子の解決法に関するよくある質問について見ていきましょう。
- そもそもキャリア迷子とは?
- キャリア迷子は多い?増えている要因は?
- キャリア迷子になりやすい人は?
そもそもキャリア迷子とは?
キャリア迷子とは、自分の職業や働き方、将来の方向性について明確な目標や判断がつかず、進むべき道に迷っている状態を指します。例えば、自分のやりたい仕事がわからない、仕事にやりがいを感じられず転職したいが次の進むべき道がわからない、将来築きたいキャリアがわからないなどです。
キャリア迷子は多い?増えている要因は?
総務省統計局が発表した「労働力調査(2023年)平均結果」によると、2023年の転職等希望者数は1,007 万人に対し、実際に転職した人は328万人です。約700万人の人は、転職を希望したのに転職できませんでした。この要因として考えられるのがキャリア迷子です。
キャリア迷子が増えている要因としては、社会環境の変化が考えられます。現在の日本は、先行きが不透明なVUCA時代です。環境が目まぐるしく変わり、企業のニーズも状況に合わせて変化します。これまでのスキルだけでは通用しなくなり、新たに必要なスキルが増えたことで、対応が難しくなっています。
また、個人の価値観の変化もキャリア迷子からが増えた要因の一つです。リモートワークやワークライフバランスの充実など、働き方に対する考え方が変化しています。将来についてや副業など考える人が増えた分、キャリアに悩む人も増えました。
キャリア迷子になりやすい人は?
キャリア迷子になりやすい人は、「環境の変化に対応できない人」「周りの意見に流されやすい人」「自分一人で抱え込む人」などです。VUCA時代を生き抜くためには、目まぐるしく変わる環境に柔軟に対応することです。対応できない人は、どうすればいいかわからなくなりキャリア迷子に陥ります。
また、周りが転職したからといって「自分も転職したほうがいいのでは?」と周りに流される人もキャリア迷子になりやすいです。転職の敷居が低くなり転職に対する抵抗感がなくなりつつあります。しかし、転職理由が明確になっていないことにより、不安感だけが募ってしまいます。
こうした悩みを誰にも相談せず一人で抱え込む人も、キャリア迷子になりやすいです。わからないことや悩みがあれば、誰かに相談すべきです。相談窓口は社内外に多くあります。社内に相談できる人がいない場合は「会社に相談できる人がいない場合どうする?対処法と相談窓口を紹介します」の記事を参考にしてください。
まとめ
キャリア迷子から抜け出す方法を年齢別で紹介しました。2023年の転職等希望者数は1,007 万人に対し、実際に転職した人は328万人と多くの労働者は、転職やキャリアについて悩みを抱えています。キャリア迷子になったときは、誰かに相談するか、自己分析で自分の価値観やスキルを再確認することです。
VUCA時代においては、仕事に対する悩みがつきませんが、変化する時代・環境に柔軟に対応できるようにしていきましょう。
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