新しい仕事を探すときにどのように探せばいいかわからない人は少なくありません。新しい仕事の探し方は、ハローワークや転職エージェントなどがあります。探し方によってサポートがあるかや求人情報の数などが異なりますので、自分に合った探し方を見つけましょう。
本記事では、新しい仕事の探し方を7種類紹介しています。また、年齢別やケース別でコツを紹介したり、注意点や悩みなども紹介したりしていますので、ぜひ参考にしてください。
・新しい仕事の探し方は、ハローワークや転職エージェント、転職サイト、求人広告、知人の紹介など
・新しい仕事の探し方がわからないときの対処法は、強みや好きなことに関連した仕事を探す、やりたくない仕事を洗い出す、多くの仕事を知るなど
・新しい仕事を探すときの注意点は、離職率を知る、有効求人倍率を知る、方針や社風に共感できるかなど
目次
新しい仕事の探し方は全部で7種類
新しい仕事の探し方は、全部で7種類あります。
- 1.ハローワークで探す
- 2.転職サイトで探す
- 3.転職エージェントで探す
- 4.求人広告で探す
- 5.企業のホームページから探す
- 6.求人情報に特化した検索エンジンで探す
- 7.知り合いや友達に紹介してもらう
現在の探し方でめぼしい転職先が見つからない場合は、他の方法を試しながら自分に合った仕事を探しましょう。
1.ハローワークで探す
ハローワークは、厚生労働省が運営している総合的雇用サービス機関です。全国500ヶ所を超えるハローワークでは、雇用形態に関係なく幅広い求人を扱っています。求人募集数が多く、無料で利用できる点が特徴です。最寄りのハローワークやハローワークインターネットサービスから利用できます。
ハローワークの利用可能時間(開庁時間)は、原則8:30~17:15(平日)です。一部の施設では、平日夜間や土曜日に対応してもらえますが、原則土日祝は対応してもらえませんので注意しましょう。多くの情報を集めたい人におすすめです。
ハローワークで仕事を探すメリット
- 求人募集が多いため選択肢が広い
- 専門アドバイザーから職業相談や応募書類の添削、面接対策を受けられる
- 地域の求人情報を入手しやすい
ハローワークで仕事を探すデメリット
- 公的機関のため自主性に任せる姿勢がある
- 高度な専門職や管理職の募集は少ない
- 掲載情報は審査されていないためブラック企業も掲載される
2.転職サイトで探す
転職サイトは、インターネットで求人情報を一括で検索できるサイトです。年収やスキルなど、自分の希望条件を入力すれば、条件に合った企業が検索できるため、効率よく転職先を探せます。転職サイトによって求人数や質などが異なるので、複数のサイトに登録するのがおすすめです。転職エージェントと違い、自分のペースで転職活動が進められます。
転職サイトによっては、企業側からオファーが届くサービスもあります。ハローワークと同様に、多くの求人情報を集めたい人におすすめです。ただし、書類添削や面接対策などのサービスは受けられません。
転職サイトで仕事を探すメリット
- 自分のペースで進められる
- スマホやパソコンで気軽に検索できる
- いつでも最新情報を入手しやすい
転職サイトで仕事を探すデメリット
- 企業の情報なども自分一人で探す必要がある
- 転職支援はないので、書類の添削や面接対策はできない
3.転職エージェントで探す
転職エージェントは、転職サイトと違い専門家からの手厚いサポートを受けられるサービスです。利用者の希望に沿った企業を担当者が紹介してくれるため、自分で探す手間が省けます。また、インターネットで公開されていない情報を提供してもらえることもあります。
書類添削や面接対策はもちろん、キャリアの相談や入社後のサポートまで受けられるサービスもあり、「転職活動に不安を抱えている人」や「効率よく企業を探したい人」におすすめです。転職エージェントの種類は多く、担当者やサービスにムラがあります。実績や担当者のレベルを把握した上で利用することをおすすめします。
転職エージェントで仕事を探すメリット
- 非公開情報など他で入手できない情報を持っている
- 企業から報酬を得るため、利用者は無料でサービスを受けられる
- 面接の日程調整や内定の手続きなどサービスが手厚い
転職エージェントで仕事を探すデメリット
- 担当者によってサポートのレベルが変わる
- 企業によりマッチした人材が選ばれるため、希望した企業に応募できない場合がある
4.求人広告で探す
求人広告とは、テレビCMや看板、駅で無料配布されているフリーペーパーなど、求人情報を掲載するためのプラットフォームです。近年では、インターネットを利用する人が多いため、インターネットに求人広告を載せるのが一般的です。募集情報や企業の魅力を一目で伝えられます。インターネットなどは、基本的に自分の関心のある求人広告が選定されるようになっています。
そのため、求人広告から思わぬ出会いが生まれることも少なくありません。詳しい情報まではわかりませんので、求人広告を見て自分で改めて調べる必要があります。
求人広告で仕事を探すメリット
- 身近な場所に求人広告があるので、知らない企業と出会える
求人広告で仕事を探すデメリット
- 一部の情報しか求人広告に記載されないので、再度調べ直す必要がある
- 募集時期が限られているので、こまめにチェックする必要がある
5.企業のホームページから探す
企業のホームページに採用情報などを掲載している場合があります。前提としてある程度、興味のある企業を絞っておく必要があるので注意しましょう。採用ページに力を入れている企業では、社長や従業員のインタビューや内定者のアンケート、求める人物像、社風などが記載されいます。経営理念やニュースリリースなどにも目を通しておくことで、企業研究を深めながら募集できる点が特徴です。
企業のホームページで仕事を探すメリット
- 企業研究を深めながら応募できる
- 転職サイトや転職エージェントを利用していない企業にも応募できる
- 小規模の企業はとくに志望度や入社意欲の高さをアピールできる
企業のホームページで仕事を探すデメリット
- そもそも興味のある企業を絞っておく必要がある
- 企業発信の情報なので、客観的な意見を得られない
- 転職サポートを得られないので、自分一人で進める必要がある
6.求人情報に特化した検索エンジンで探す
求人情報に特化した検索エンジンとは、キーワードを入力することで複数の求人サイトから自分に合った情報を検索できる検索サービスです。勤務地や年収など、自分が希望する条件を入力するだけで条件に合った企業が見つけられるため、効率よく企業を探せます。気になる求人募集があれば、確認してすぐに応募することも可能です。
求人情報に特化した検索エンジンで仕事を探すメリット
- キーワードを入力するだけで、転職サイトや企業のホームページに掲載されている募集を検索できる
求人情報に特化した検索エンジンで仕事を探すデメリット
- 情報量が多すぎて絞り込みにくい
- 古い情報も記載されているので、実際は応募が終わっていることもある
7.知り合いや友達に紹介してもらう
知り合いや友達から企業を紹介してもらう方法もあります。企業によっては、「リファラル採用」という社員による紹介制度を導入している企業があります。実際に働いている知り合いに、社風や仕事内容、人間関係などを聞けるため、有力な情報源です。インターネットにはない情報まで入手できるため、自分に合った仕事か判断しやすいのが特徴です。
知り合いや友達に紹介してもらう方法で仕事を探すメリット
- 社内の様子が細かくわかるため、自分に合った仕事か判断しやすい
- 知り合いや友達から企業に推薦・紹介してもらえる
- カジュアル面談を設定してくれるケースがある
知り合いや友達に紹介してもらう方法で仕事を探すデメリット
- 紹介してもらうことで採用してもらえるものだと気を抜いてしまう
- 自分に合わない仕事であっても断りにくい場合がある
【年齢別・ケース別】新しい仕事の探し方のコツ
新しい仕事の探し方のコツを年齢別やケース別に紹介します。
- 20代の仕事の探し方とコツ
- 30代の仕事の探し方とコツ
- 40代の仕事の探し方とコツ
- 50代の仕事の探し方とコツ
- ブランクのある人の仕事の探し方とコツ
- 正社員の経験がない人の仕事の探し方とコツ
それぞれについて見ていきましょう。
20代の仕事の探し方とコツ
新卒や第二新卒の20代は、社会人生活がスタートしたばかりです。キャリアが明確に定まっていないため、自分の可能性を広げながら仕事を選びましょう。新卒や第二新卒は、実績や経験よりも学歴や将来性を重視される年代です。まだまだ、未経験の職種にも挑戦できますので、可能性を狭めてはいけません。やりたいことや熱意があれば、積極的に新しいことへ挑戦してください。
まずは自己分析を中心に、自分の得意な分野や興味のある業界から仕事を探しましょう。全国21ヶ所と少し設置数は多くありませんが、「わかものハローワーク」がおすすめです。わかものハローワークでは、以下のようなサービスを利用できます。
- 担当者制による職業相談
- 就職活動に役立つセミナー
- 職業訓練(ハロートレーニング)
- 応募書類の作成支援
- 面接対策
- 全国の求人情報の検索・閲覧
- 企業説明会・面接会
- 就職後の定着支援
一人で転職活動を進めることに不安を抱える人は、若年層向けの転職サイト、転職エージェントも活用しましょう。
30代の仕事の探し方とコツ
30代は、実績や経験を積んできた年代ですので、これまでのキャリアを振り返りながら新しい仕事を探しましょう。取得している資格や強み、アピールできる専門性を再確認してください。方向性としては、現在のスキルに磨きをかけキャリアアップする方法と、既存スキルと新しいスキルを掛け合わせてキャリアチェンジに挑戦する方法の2つです。
まずは自分の市場価値を把握し、適正年収や自分のスキルを確かめましょう。自分の市場価値を高める方法は、こちら「転職における市場価値の高め方は?高めるポイントを年齢別で紹介(入稿時にリンクの挿入お願いします)」の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
30代以降は即戦力採用になります。自分に一定のスキル・経験を身につけている場合は、転職エージェントを利用することで、より良い企業を紹介してもらえる可能性があります。
40代の仕事の探し方とコツ
40代は管理職の経験がある人が多く、その経験を活かした企業を見つけることがポイントです。新しい仕事にチャレンジする人もいますが、専門性を高めるために現職にとどまり、資格の取得や部下の教育などに力を入れる人もいます。厚生労働省が発表した「労働力調査2023年(令和5年)平均結果」によれば、35歳~44歳から45歳~55歳にかけて転職者比率が一番低くなります。
その後、55歳~64歳にかけて転職者比率が上がることから、40代に転職する人はあまり多くありません。現在の役職や自分のスキルを確かめながら、転職するかどうか検討してください。ハローワークや転職エージェントなど、自分に合った方法で新しい仕事を探しましょう。
50代の仕事の探し方とコツ
50代が転職する最後のチャンスになる可能性があります。年齢を重ねるとともに、自分に合った求人募集の少なくなります。これまで培った経験や実績が豊富にありますので、年齢とキャリアに合った仕事を探しましょう。年齢やキャリアを配慮した探し方が向いていますので、ハローワークや転職エージェントなど自分の意見を反映してもらえる媒体を選びましょう。
50代は転職活動が長期化しやすい傾向がありますので、焦らず自分に合った企業を選んでください。
ブランクのある人の仕事の探し方とコツ
ブランクのある人は、転職エージェントやハローワークの利用をおすすめします。理由としては以下の通りです。
- 知らない情報が多いので、幅広く情報を集める必要があるから
- 長期間ブランクがあると面接時に空白の期間の説明を求められるので、面接対策が必要だから
- 転職活動やビジネスマナーなどのやり方を忘れていることがあるから
ハローワークでは、職業訓練が受けられますので感覚を戻すために有効です。スキルや実績などに自信がない人は、正社員登用のあるアルバイトや派遣社員から始めても良いでしょう。
ブランクの期間が長ければ長いほど、転職活動が不利になりやすいです。経験や実績を積み重ねていけば、キャリアアップが目指せるので、まずは行動に移すことを意識しましょう。
正社員の経験がない人の仕事の探し方とコツ
正社員の経験がない人は、自分に合った仕事を見つけることからスタートです。そのため、転職サイトやハローワークなど、多方面から求人情報を探してみましょう。興味のある仕事が見つかれば、いきなり正社員を目指さなくてもアルバイトや派遣社員で経験を積んでからでも構いません。経験を積んでおけば、就職時に役立ちます。
また、正社員登用のある企業の場合、制度を利用すればそのまま正社員として働けます。まずは行動に移すことと、経験を積むことを意識しましょう。
新しい仕事の探し方がわからないときの対処法
自分のやりたい仕事や新しい仕事が見つからない人は、少なくありません。新しい仕事の探し方がわからないときは、以下の対処法を試してください。
- 自分の好きなこと・得意なこと・強みに関連する仕事を探す
- やりたくない仕事を洗い出す
- 業界・企業研究をして多くの仕事を知る
- 転職エージェントに相談する
自分の好きなこと・得意なこと・強みに関連する仕事を探す
新しい仕事の探し方がわからないときは、自分の好きなこと・得意なこと・強みに関連する仕事を探してみましょう。まずは、自分の過去の体験を思い出し、自分の好きなこと・得意なこと・強みを書き出してください。例えば、コンビニエンスストアでアルバイトしていたときに、人と接するのが好きだった人は接客業がおすすめです。まったく何もせずゲームばかりしていた人は、ゲーム関連の仕事がおすすめです。
最初は単純な理由でも構いませんので、取っ掛かりを見つけることを意識してください。そこから関連する仕事を探せば、少なからずいくつかの企業が見つかるはずです。
やりたくない仕事を洗い出す
やりたい仕事や自分に合った仕事が見つからないときは、逆転の発想として「やりたくない仕事」を洗い出しましょう。やりたい仕事見つけるよりも、やりたくない仕事のほうが見つけやすいでしょう。
やりたくない仕事がリストアップできれば、それ以外の仕事の中からやってもいいと思える仕事を見つけることで、第一歩が踏み出しやすくなります。
業界・企業研究をして多くの仕事を知る
新しい仕事の探し方がわからないときは、業界・企業研究をして多くの仕事を知ってください。新しい仕事の探し方がわからないのは、単に限られた企業しか知らないだけかもしれません。あなたが50企業しか知らなければ、その中から候補を選ばなければなりません。しかし、500企業知っていれば選択肢が広がるため、自分に合った仕事を見つけられる可能性が広がります。
また、選択肢を広げるためには希望条件を緩めに設定しましょう。希望条件が多いと、検索してヒットする企業数が少なくなります。譲れない条件は変えずに、その他の条件を緩和させてより多くの企業の中から探せるようにしましょう。
転職エージェントに相談する
新しい仕事の探し方がわからないときは、転職エージェントを利用してください。転職エージェントを利用すれば、転職活動に関する専門家があなたの悩みを徹底的にサポートします。転職エージェントによってサービス内容は異なりますが、以下のようなサービス受けられます。
- キャリアの相談
- 求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接の日程調整
- 給与などの待遇交渉
まずは一度キャリアの相談をしてみて、担当者の相性やサービス内容を確かめましょう。転職エージェントは多くありますので、適当に選ばず実績や担当者の対応を把握してから、利用するか検討してください。
新しい仕事を探すときの注意点
新しい仕事を探すときは、以下の注意点を確認しておきましょう。
- 離職率を確認する
- 給与や福利厚生などをしっかり確認する
- 有効求人倍率を確認する
- 会社の方針・社風に共感できるか
離職率を確認する
新しい仕事を探すときは、離職率にも注目してください。労働環境の良い企業であれば、離職率が低くなっています。逆に離職率が高い場合は、労働時間が長い、ハラスメントが横行しているなど、何かしらの理由があるはずです。
離職率は業種や職種によって異なります。1つの指標として厚生労働省が発表している「令和5年雇用動向調査結果の概況」の離職率をまとめましたので、参考にしてください。
業種 | 入職率 | 離職率 |
平均 | 27.5% | 23.8% |
鉱業・採石業・砂利採取業 | 7.1% | 6.1% |
建設業 | 9.7% | 5.6% |
製造業 | 15.0% | 16.3% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 21.9% | 26.1% |
情報通信業 | 33.4% | 26.4% |
運輸業・郵便業 | 13.3% | 15.3% |
卸売業・小売業 | 21.7% | 18.6% |
金融業・保険業 | 7.9% | 9.7% |
不動産業・物品賃貸業 | 25.4% | 27.0% |
学術研究・専門・技術サービス業 | 16.3% | 16.4% |
宿泊業・飲食サービス業 | 40.5% | 31.9% |
生活関連サービス業・娯楽業 | 49.2% | 36.9% |
教育・学習支援業 | 28.5% | 26.0% |
医療・福祉 | 21.6% | 17.8% |
複合サービス事業 | 9.6% | 12.6% |
サービス業 | 29.1% | 32.7% |
離職率が平均よりも以上に高い場合は、ブラック企業の可能性があります。こちら「ブラック企業の見極め方とは?ブラック企業の特徴や転職を成功させるポイントを解説 – 退職代行ほっとライン」の記事では、ブラック企業の見極め方を紹介していますので、転職活動する際に参考にしてください。
給与や福利厚生などをしっかり確認する
働きだしてから「思ったよりも給与が低い」「休みが少ない」とならないように、労働内容だけでなく給与や福利厚生など待遇面もしっかり確認しておきましょう。とくに給与が低いと仕事のモチベーションが低下し、辞める原因にもつながります。手取りで必要な金額を超えているか、把握しておきましょう。
また、通勤時間や有給が取得しやすいかなども確かめておくと安心です。通勤時間は給料が発生しませんので、長ければストレスになってしまいます。入社後のギャップを減らすために、細かいところまでしっかり確認しておきましょう。
有効求人倍率を確認する
有効求人倍率とは、簡単にいえば求職者の数が多いか、人材を探している企業数が多いかを表した指標です。有効求人倍率が1を上回っている場合は求職者よりも人材を探している企業数が多く、1を下回っている場合は求職者が多いことを表しています。つまり、転職活動するときは1を上回っているときがチャンスです。
有効求人倍率は厚生労働省が発表していますので、そちらで確認してください。日本は人手不足が続いていますので、2014年から2024年までは有効求人倍率が1を上回っています。深刻な人手不足なので、すぐに有効求人倍率が1を下回ることはないと予想されますが、転職活動を始める際は確認しておくとよいでしょう。
会社の方針・社風に共感できるか
自分が希望する労働条件が見つかったとしても、会社の方針や社風に共感できなければ退職する原因になってしまいます。例えば、会社の方針が利益重視であっても、自分の考え方が顧客重視であれば、自分のやりたい仕事ができません。企業のホームページを確認すれば、経営理念や方針を確認できるので、事前に確かめておきましょう。
また、経営者のブログや従業員の情報発信などでも経営方針を確認できます。
新しい仕事の探し方でよくある悩み・不安
新しい仕事を探すときには悩みや不安がつきものです。立場に応じた悩み対処法を紹介します。
- 第二新卒:入社後すぐ辞めても仕事が見つかるの?
- 正社員:現状維持か、転職すべきか
- シニア層:この年齢から再就職先が見つかるのか
- 主婦:家事や育児と両立できる仕事はあるの?
- フリーター:仕事の探し方が右も左もわからない
それぞれについて見ていきましょう。
第二新卒:入社後すぐ辞めても仕事が見つかるの?
やっとの思いで入社したのに、上司からのパワハラや長時間労働などが原因で辞めてしまう新卒は多いです。厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況」によれば、入社3年以内の離職率(大学卒)は、31.2%です。約3人に1人は入社から3年以内に離職します。
「入社後すぐに辞めると転職活動が不利になるのでは?」と疑問を抱く人は多くいます。入社後すぐに辞めたとしても、新しい仕事は見つけられますので、心配いりません。
第二新卒は、新卒と同じくらい需要がありスキルや実績よりもやる気や将来性で採用されます。そのため、一概に不利になるわけではないため、自分に自信を持って積極的に仕事を探しましょう。
新卒は何年仕事を続ければいいか、こちら「新卒は何年続けたほうがいいの?転職におすすめのタイミングを解説 – 退職代行ほっとライン」の記事で解説していますので、参考にしてください。
正社員:現状維持か、転職すべきか
正社員として働き続け、現在の仕事が可もなく不可もない状態のときに、現状維持すべきか転職すべきか悩む人は多くいます。ハラスメントや人間関係などに問題があれば、転職へと決意しやすいですが、少し悩んでいる程度であれば決断に迷います。
このような状況のときは、現職で働き続けたときの将来を想像しましょう。キャリアアップが明確にイメージできれば、留まるべきです。しかし、現職では難しい場合、積極的に情報を集めてみましょう。求人情報を集めていく中で、現職のほうが魅力の高い会社であれば転職しなくても構いません。
現職よりも良い労働環境が見つかれば、転職して新たな刺激を求めても良いでしょう。なるべく一人で悩まずに、同僚や上司、相談窓口などに相談するのがおすすめです。
シニア層:この年齢から再就職先が見つかるのか
厚生労働省が発表した「労働力調査2023年(令和5年)平均結果」によれば、年齢を重ねるにつれて転職者比率は低くなりますが、55歳~64歳にかけて転職者比率が上がります。シニア層だからといって諦めてはいけません。経験や実績が豊富にあることを最大限アピールし、キャリアを活かせる転職先を見つけましょう。
少子高齢化社会が加速する中、若手の人材不足により採用人材の年齢幅が広がっています。若手の人材教育に手が回っていない企業も多くありますので、そういった視点からアプローチしても良いでしょう。
主婦:家事や育児と両立できる仕事はあるの?
家事や育児が忙しいけれど、「お金を稼ぎたい」「働きたい」と思っている主婦の人はいます。限られた時間の中で仕事を探したいけどいい仕事が見つからない、といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。近年では働き方を見直す企業が増えており、在宅ワークやリモートワークなども増えています。
また、正社員にこだわらなければ契約社員やパートなど、雇用形態を変えることで自分に合った働くスタイルが見つけられます。そのため、ポイントとしては柔軟に考え、対応することです。副業で稼ぐ人が増えている時代ですので、正社員という考え方にとらわれず、多方面から自分に合った仕事を見つけましょう。
フリーター:仕事の探し方が右も左もわからない
現在、日本は深刻な人手不足です。そのため、未経験者でも募集している企業が多くあります。
「経験も実績もないのに大丈夫?」と心配している人は、全く問題ありません。
フリーターが仕事を探す上で大切なことは、行動するかしないかです。勇気を持って新しいことに挑戦できれば、必ず就職先は見つかります。
まとめ
新しい仕事の探し方について紹介しました。新しい仕事の探し方は、ハローワークや転職エージェントなどサポート型と、求人広告や転職サイトなど自立型の2つです。転職活動に自信がない人や効率よく進めたい人は、専門家のサポートを受けながら新しい仕事を探しましょう。
自分のペースで探したい人や情報収集している人は、より多くの情報を集めるのがおすすめです。年齢によって何を意識しながら仕事を探すのかが異なりますので、本記事で紹介したコツを参考にしてください。
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