毎日仕事を頑張っても成果が思うように出ない、上司のパワハラがつらい、などが原因で「仕事がつらい」と感じるときもあるでしょう。仕事がつらいと感じたときは、気分転換や休息をとることも必要です。本記事では、仕事がつらいときの乗り越え方を12選紹介します。また、つらいと感じる原因やつらいときにしてはいけないことなども、紹介していますので、参考にしてください。
・仕事がつらいときの乗り越え方は、上司に相談したり、配属部署を変えてもらったり、気分転換に休暇を取ったりするのがおすすめ
・仕事がつらいと感じる原因は、「仕事の失敗・責任の発生」「仕事の量の多さ」「対人関係・セクハラやパワハラ」が多い
・仕事がつらいからといって、無断欠勤や家に引きこもってはいけない
仕事がつらいときの乗り越え方12選!
仕事がつらいときでも、気分や意識を変えることでつらさを乗り越えられます。仕事がつらいときの乗り越え方を12種類、紹介しますので、自分に合った方法を試してみてください。
- 1.自己肯定感を高める(ポジティブ志向に)
- 2.仕事の目的・やりがいを考える
- 3.上司に相談する・アドバイスをもらう
- 4.自分のスキルや知識を増やす
- 5.配属部署を変えてもらう
- 6.将来のための成長期間だと捉える
- 7.仕事がつらい原因を追究し対処する
- 8.仕事終わりに楽しみを用意する
- 9.気分転換に自分の好きなことをする
- 10.有給休暇を取って数日間休む
- 11.副業を始めてみる
- 12.転職すべきか検討する
1.自己肯定感を高める(ポジティブ志向に)
仕事がつらいとき「自分はダメな人間だ」「何をやっても上手くいかない」と悲観的になってしまう人が多いです。悲観的になっても良いことは1つもありません。むしろ、悪循環に陥ってしまうためポジティブ志向に切り替えましょう。
例えば、仕事で失敗したときは、「失敗したけど対処が早かったから被害は少ないので良かった」というように、悪いところに視点を置かず、そのあとの良いところを見つけるようにしましょう。自己肯定感を高めるには、なるべく自己肯定感の高い人と行動することです。
その人と一緒にいることで次第にその考え方が身につきます。仕事において正解はひとつではありません。何通りもやり方があり、すべてを完璧にこなす必要はありません。多少思い通りの形で物事が進まなかったとしても「まあいいか」と思えるように心がけましょう。
2.仕事の目的・やりがいを考える
仕事にやりがいが感じられない人は、「何のためにこの仕事をしているのか」目的や意図を考えましょう。自分では必要性のない仕事だと思っていても、誰かの役に立っていることはよくあります。自分の仕事が誰かの役に立っている、喜んでもらえた、と感じれば仕事へのやりがいが増えるはずです。
例えば、ゴミをまとめる雑務を任されたとします。社内を整理整頓することは重要なことです。デスク周りなどが散らかっていれば、資料の紛失や落下物によるケガのリスクがあります。これらを防ぐためにも必要です。また、見栄えがきれいになれば、他の従業員も喜びます。
本当に無駄な仕事は意外と少なく、あなたのしている仕事は誰かの役に立っています。毎日同じ作業を繰り返していると、目的や意図が薄れてしまうため、改めて「何のため・誰のため」にしているのか考えましょう。
3.上司に相談する・アドバイスをもらう
仕事がつらいときは上司に相談するのも1つの手です。素直に今の仕事がつらいことを相談してみましょう。例えば、単純に仕事の量が多い場合は、少し別の社員に割り振ってもらうことで仕事が楽になります。また、自分の作業効率が悪く思うように作業が進めないときは、効率の良いやり方をアドバイスしてもらいましょう。
あなたの上司も仕事がつらい時期があったかもしれません。あなたよりも経験があるため、乗り越え方を伝授してもらえます。自分一人で悩んでいるよりも誰かに相談してアドバイスをもらうほうが、あなたの悩みを解決しやすいため、まずは上司に相談してみましょう。
4.自分のスキルや知識を増やす
仕事で成果が出せない、作業スピードが遅くて仕事がつらいと感じている人は、自分のスキルや知識を増やすことを意識してください。仕事ができる人間になれば、仕事がつらいと感じることも少なくなります。仕事が終わった時間や休日を利用して自分の仕事に関する書籍を読んだり、資格を取得したりしてください。
また、自分のスキルや知識を増やすために、上司に教えを乞うことも方法の1つです。たいていの上司であれば、部下が〇〇について学びたいといえば、快諾してくれます。積極的にスキルを磨こうとする姿勢は高評価にもつながりやすいです。
自分にスキルや知識が身につけば、仕事ができる範囲が広がるだけでなく作業効率も良くなります。
5.配属部署を変えてもらう
職場の人間関係や直属の上司が問題で、仕事がつらいときは配属部署や勤務店舗を変えてもらいましょう。環境を変えることで、仕事のストレスが軽減し、つらさを乗り越えられるかもしれません。仕事がつらいから転職する、という手もありますが、まずは現在の職場で状況を変えられないか模索してみましょう。
店舗勤務の場合は、店舗が変わるだけで人間関係や職場の雰囲気が大きく異なります。上司や人事部などに配属部署や勤務店舗を変えてもらえないか相談してみましょう。
6.将来のための成長期間だと捉える
仕事がつらいと感じるのは、一時的なものであり、自分の成長のための試練だと捉えてもいいでしょう。仕事がつらくてもめげずに努力し続ければ、自分の成長につながります。例えば、キャリアアップのための下積み期間は、つらい時期だと感じる人もいます。しかし、この期間にしっかりと知識やスキルを身につけられれば、キャリアアップできる可能性は高いです。
努力している姿は上司がしっかりと見ています。すぐにキャリアアップできなくても数年後の自分のために、つらい時期を乗り越えましょう。
7.仕事がつらい原因を追究し対処する
仕事がつらいといっても原因はさまざまです。例えば以下のように原因があります。
- 職場の人間関係がつらい
- 作業量が多くてつらい
- 仕事がつまらなくてつらい
- 上司からのハラスメントがつらい
- 仕事を評価してもらえなくてつらいなど
まずは、自分が何に対して「仕事がつらい」と思っているのか原因を追究しましょう。原因が分かれば対策が可能です。上記の例でいうと、人間関係がつらいなら配属部署を変えてもらう、作業量が多いなら上司に相談するなどです。
8.仕事終わりに楽しみを用意する
仕事終わりに自分へのご褒美を用意しておくことで、仕事を乗り越える方法です。仕事終わりに楽しいことが待っていれば、つらい仕事も乗り越えられるでしょう。例えば、美味しいご飯を用意する、自分がやりたいゲームを用意するなどです。
また仕事終わりに飲み会に行く、友達と遊ぶ、といった目的があれば、単に仕事に行くのではなく他にも理由が増えるので、仕事のつらさが軽減するでしょう。
家に帰ったら漫画の続きを読むなど、小さな楽しみでも構いません。何か楽しみを用意してみましょう。
9.気分転換に自分の好きなことをする
仕事がつらいときは、気分転換も大切です。仕事終わりに普段とは違う道を歩いて帰る、知らないケーキ屋さんに寄ってみるなど、普段とは違うことを日常生活に取り入れましょう。毎日同じことの繰り返しだと、仕事がつらく感じてしまいがちです。変化を加えるためにも、気分転換は重要です。
10.有給休暇を取って数日間休む
気分転換を兼ねて、有給休暇を取得し数日間休んだり、旅行に行ったりしましょう。数日間、仕事から離れれば気分もリフレッシュして「頑張ろう」という気持ちなれるかもしれません。
有給休暇を取得する場合は、シフトの兼ね合いなどもありますので、早めに上司に伝えてください。繁忙期などの忙しい時期は有休消化できない可能性があります。事前にいつ頃ならまとまった休みが取れそうか上司と相談しましょう。
11.副業を始めてみる
仕事がつらいときは副業を始めてみることも1つの手です。副業である程度、収入を得られれば逃げ場ができます。仮に現在の仕事を辞めたとしても、副業収入があるため、すぐに生活が不安定になりません。また、副業の収入が増えれば、いつでも仕事を辞められるという安心感から、気持ちに余裕ができます。
とくに本業の収入が低い人は、生活が安定しやすくなるためおすすめです。ただし、仕事量が多い人や労働時間が長い人は副業を始めると、体力的に厳しくなるためおすすめできません。
また、副業を始めるときは就業規則を必ず確認してください。会社によっては、副業を禁止している企業があります。副業を探すときは、クラウドワークスやランサーズなどマッチングサイトがおすすめです。自分のスキルに応じて可能な副業を探してみましょう。
12.転職すべきか検討する
仕事がつらいときは、転職を視野に入れても構いません。ただし、仕事がつらいからといって、すぐに転職へ踏み込むのは控えましょう。転職までのハードルが低い人は、別の会社に転職したときも同じ理由ですぐに辞めてしまう恐れがあるからです。まずは、現在の仕事で何がつらいのか原因を分析し、改善できないか模索しましょう。
もちろんすぐに転職したほうがいい場合もあります。例えば、上司のパワハラがひどく会社自体がブラック企業の場合です。ブラック企業で働いても、自分のスキルアップにはならず、体調を崩してしまう可能性があります。このような場合は、現職にこだわらず転職しましょう。
ブラック企業は退職を引き止められて、なかなか辞めさせてもらえないことがあります。退職できない場合は、退職代行サービスを利用しましょう。
仕事がつらいと感じる原因は?対策法も紹介
仕事がつらいと感じる原因はさまざまです。解決の糸口を見つけるためにも、どのようなことで仕事がつらいと感じるのか見ていきましょう。
- 上司からハラスメントを受けている
- 同じ失敗を繰り返してしまう
- 残業など労働時間が長い
- 職場での人間関係が上手くいかない
- 仕事内容が自分に合っていない
上司からハラスメントを受けている
上司は仕事において密にかかわる存在です。上司の指導のやり方や態度によって部下の成長やモチベーションが異なります。そのような上司からハラスメントを受けていると「仕事に行きたくない」「仕事がつらい」と感じてしまうでしょう。
仕事でミスすると激しく怒鳴られる、人格を否定されるようなことがあれば、すべての作業にプレッシャーがかかってしまい、本来の実力が発揮できません。ただし、ハラスメントだと分かりやすいものばかりではありません。
例えば、他の同僚に比べて教えてもらう作業が遅れている、自分にだけ少しあたりが強いなどです。小さいことかもしれませんが、毎日積み重なっていくとストレスになり、仕事がつらいと感じる原因の1つになります。
対策法や上司との向き合い方については、こちら「上司が嫌いで関わりたくない場合どうする?上手な向き合い方とストレス解消法を解説 – 退職代行ほっとライン」の記事を参考にしてください。
同じ失敗を繰り返してしまう
仕事に失敗はつきものです。ときには同じ失敗を繰り返してしまうこともあります。しかし、同じ失敗を繰り返すと上司に怒られたり、他の従業員に迷惑がかかったりします。自分の失敗で上司に怒られるのはまだしも、他の従業員に迷惑がかかるのはつらいものです。
失敗できないと自分を追い込むほど、実力が発揮できずに失敗してしまうことがあります。このような負の連鎖にはまってしまうと、仕事がつらいと感じてしまいます。失敗を繰り返してしまう人は、失敗した後の行動が重要です。悲観的になって落ち込むことは避けましょう。その失敗をどのように対処すべきか考えてください。可能であれば解決策を考えた上で、上司に失敗を報告し、解決策を提案しましょう。
残業など労働時間が長い
残業時間を含め、労働時間が長いとプライベートな時間が確保できず、つらく感じてしまいます。睡眠時間も削られますので、疲労が蓄積されていく一方です。残業が必ず発生するほど仕事量が多いときは、上司に相談するか、部下に仕事を割り振る、同僚に助けてもらいましょう。または自分の知識やスキルを向上させ、作業の効率化を図ります。
また、転職するときはフレックスタイム制の会社や、ワークライフバランスを重視している会社を重点的に探しましょう。
職場での人間関係が上手くいかない
会社にはいろんな価値観を持った人が集まっています。セクハラやパワハラを受けていなくても、話しにくい人や苦手と感じる人もいるでしょう。しかし、会社においてはコミュニケーションが大切です。業務を遂行するには、苦手と感じる人ともコミュニケーションを取らなければいけません。次第にストレスが溜まり、仕事がつらいと感じる原因になります。
嫌いな人を好きになれとは言いませんが、無視や嫌いなことを態度に出すのはやめましょう。相手との関係性が悪くなるほど、悪循環に陥ります。基本的には仕事に集中し、最低限のやりとりで済ませましょう。無理に仲良くする必要はなく、職場にいる他の人と接していれば問題ありません。
また、嫌いな人を意識しないことも重要です。嫌いな人ほどその人の行動を見て、ストレスを感じてしまいます。嫌いな人を見るよりも、自分の尊敬する人や仕事ができる人を観察し、自分のスキルアップに取り入れましょう。
仕事内容が自分に合っていない
仕事内容が自分に合っていないと、「やりがいがない」「仕事がつまらない」と感じてしまいます。仕事は楽しいばかりではありませんが、充実感や達成感がなければ仕事がつらいと感じる原因になってしまいます。
仕事内容が自分に合っていないと感じたときは、なぜそう思うのか原因を分析しましょう。原因は人それぞれ違いますので、その原因に合った対処法を行いましょう。
仕事がつらいときにしてはいけない行動
仕事がつらいからといって、何をしてもいいわけではありません。とくに以下の3つには、気をつけましょう。
- 仕事がつらいからといって無断欠勤する
- 仕事がつらいからといって家にひきこもる
- 仕事がつらいことを自分一人で抱え込む
仕事がつらいからといって無断欠勤する
仕事がつらいからといって無断欠席は絶対にしてはいけません。無断欠席すると他の従業員に迷惑がかかるだけでなく、あなたの信頼が失われ評価が下がってしまいます。場合によっては懲戒処分になります。仕事が任されなくなり、職場での居場所もなくなる原因になりますので、絶対にしてはいけません。
仕事がつらくてどうしても休みたいときは、上司に休む理由を伝えてから休みましょう。
仕事がつらいからといって家に引きこもる
仕事がつらいからといって家に引きこもってもいけません。家に引きこもったとしても、根本的な解決にならないからです。家に居る間は一時的なの安堵感を得られるでしょう。しかし、嫌なことを先延ばしにしているだけで、状態は良くなりません。むしろ悪くなっていく一方です。
家に引きこもることで社会から孤立され、精神的に苦痛を感じてしまいます。最悪の場合、社会復帰が難しくなります。引きこもる期間が長いほど、転職が不利になりますので、仕事がつらいからといって引きこもらないようにしましょう。
仕事がつらいことを自分一人で抱え込む
仕事がつらいときは一人で悩みを抱え込まず、誰かに相談しましょう。悩みを聞いてもらうだけで、気が楽になることもあります。相談先は上司や同僚、社内の相談窓口などがあります。話しやすい相手を選びましょう。
仕事がつらいときの乗り越え方に関するよくある質問
仕事がつらいときの乗り越え方に関するよくある質問は、以下の通りです。
- 仕事がつらいと感じる人は多いの?
- 仕事がつらいときに当日休む理由は何がいい?
- 仕事がつらいときに即日退職はできるの?
それぞれについて見ていきましょう。
仕事がつらいと感じる人は多いの?
厚生労働省が発表した「令和5年労働安全衛生調査(実態調査)結果」によると、「仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、またはストレスがある」と答えた労働者の割合は、82.7%(令和4年調査は82.3%)です。全体の8割以上の人がストレスを抱えながら仕事をしています。
その原因として多いのは、「仕事の失敗・責任の発生(39.7%)」次いで、「仕事の量」(39.4%)、「対人関係・セクハラやパワハラ(29.6%)」です。この調査結果を見てわかる通り、仕事がつらいと感じている人は多くいますので、「仕事がつらい」と感じることは、甘えとはいえません。
仕事がつらいときに当日休む理由は何がいい?
仕事がつらいときに当日仕事を休む理由としておすすめなのは「発熱」です。ありきたりな理由ですが、休みやすいです。発熱は突発的なものですので、急な理由としては使えます。熱がある人を無理に出勤されることもできませんので、休める可能性が高いです。
発熱で休むときは具体的に何度の熱があるのか伝えましょう。もちろん、37.5度以上です。ただし、会社によっては病院の診断書の提出を求める場合があります。この場合は、ひとまず市販の薬を飲んだことにしておけば、不自然ではありません。
当日仕事を休む理由について詳しく知りたい人は、こちら「当日に会社を休む際の理由17選!例文付きで注意点も紹介 – 退職代行ほっとライン」の記事を参考にしてください。
仕事がつらいときに即日退職はできるの?
法律上、仕事を辞めるときは退職日の2週間前に退職意思を伝えなければなりません。そのため、退職意思を伝えたその日に退職することはできません。ただし、間接的に即時退職する方法はあります。1つ目は、退職意思を伝えて次の日から退職日まで有休消化することです。
2つ目は、退職代行サービスを利用する方法です。退職代行サービスを利用すれば、会社に出勤しなくても有休消化や退職手続きをサポートしてもらえます。
即日退職のやり方については、こちら「即日で退職することは可能?即日退職の条件・やり方・注意点をわかりやすく解説! – 退職代行ほっとライン」の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
仕事がつらいときの乗り越え方は、誰かに相談したり、気分転換に休暇を取ったり、自分のスキルを磨いたりすることです。本記事では12種類の乗り越え方を紹介しましたので、自分に合った乗り越え方を参考にしてください。
仕事がつらいからといって、無断欠勤や一人で悩みを抱え込むのは避けましょう。状態を悪化させてしまう恐れがあるからです。仕事がつらくてどうしても辞めたい場合は、退職代行サービスを利用しましょう。退職代行サービスを利用すれば、会社とのやりとりを最小限に抑えられます。
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