【働きたくない人がすべき10のこと】働きたくない時の対処法と向いている仕事の探し方を紹介

職場の人間関係やストレスなどが原因で「もう働きたくない」と思う人は少なくありません。働きたくないと思ったときは、何が原因で悩んでいるのか分析し、対策することが大切です。

本記事では、働きたくない人がすべき10のことを紹介します。また、働きたくないときの対処法や働きたくない人に向いている仕事を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

本記事の結論
・働きたくないと思うことは誰にでもあることなので、自分を責めないことが重要
・働きたくない人は、「気分転換」「誰かに相談する」「小さな目標を立てる」など対策しよう
・働きたくないからといって無断欠勤は、絶対にしないこと

働きたくない人がすべき10のこと【対処法】

働きたくない人がすべきことは、以下の10つです。

  • 1.働きたくないと思う自分を責めない
  • 2.働きたくないと思う原因を追究する
  • 3.現状と理想のギャップを把握する
  • 4.小さな目標を立てる
  • 5.がむしゃらに働いてみる
  • 5.気分転換する
  • 7.副業してみる
  • 8.誰かに相談する
  • 9.退職・転職を検討する
  • 10.無職になってみる

それぞれについて解説します。

1.働きたくないと思う自分を責めない

仕事で失敗や、小さなミスの連続が原因で「働きたくない」と思っても、自分を責めてはいけません。誰しも失敗はあります。失敗を悔やんでばかりいるのではなく、次にどう活かせばいいか考えていきましょう。

また責が原因で落ち込むこともあります。上司が自分を叱責・指導するのは「自分に伸びしろがあるから」と認識を変えることが効果的です。すぐに切り替えることは難しいかもしれませんが、ポジティブに考えることが大切です。

「働きたくないと思っているのにポジティブになれない」という人は、なるべくポジティブな人と一緒に行動するといいでしょう。ポジティブな人と一緒にいると、その人の言動に自分も影響され、段々気持ちも明るくなることがあります。悲観的な気持ちになってしまう場合は、一人で落ち込まないように気をつけましょう。

2.働きたくないと思う原因を追究する

働きたくないと思う人は、「なぜ働きたくない」のか原因を追究してください。原因がわかれば対策を講じることが可能です。働きたくないと思う原因は、人それぞれです。例えば、以下のような原因が考えられます。

  • 仕事にやりがいを感じない
  • 周りと自分を比べてしまう(劣等感を感じる)
  • 職場の人間関係が悪い
  • パワハラ・セクハラなどハラスメントを受けている
  • 労働時間が長すぎる
  • 仕事でのミスがトラウマになっている
  • 給料が低くて働く気になれない
  • 今の仕事が得意ではない(自分と合っていない)
  • 今の仕事では将来性がない
  • そもそも働くことが嫌い

自分なりに原因を分析できれば対策を講じましょう。例えば上記の例でいえば、「ハラスメントを受けている・労働時間が長い」といった労働問題は、社内の相談窓口や労働基準監督署に相談しましょう。

労働基準法に違反する行為がある場合は、労働基準法に相談することで会社に指導してもらえます。

職場環境が良くなれば「働きたくない」と思うことがなくなるかもしれません。

3.現状と理想のギャップを把握する

「働きたくないと悩んでいる現在の状況」と「悩みが解決した理想の状態」、つまり現状と理想ではどのくらいギャップがあるのか考えてみましょう。自分の理想とどのくらいかけ離れているかを把握することで、具体的に何をすれば理想に近づけられるのか対策を立てられます。

また、誰かに相談するときも自分の理想を伝えることが大切です。自分の理想とのギャップを伝えることで、自分の悩みの深刻さが伝わりやすくなります。

ただし、現状と理想がかけ離れている場合、そのギャップの大きさに落ち込んでしまうこともあるので注意しましょう。

「自分は理想に届かない」と悲観的になるのではなく、小さな目標を立てて、少しずつ理想に近づけることが重要です。

4.小さな目標を立てる

働きたくないと思ったときは、達成可能な小さな目標を立てることもおすすめです。目標を達成できることが重要ですので、いきなり大きな目標を立てないように注意しましょう。達成できる目標であれば、内容は何でも構いません。例えば、「今日は上司に怒られないようにする」「残業せずに帰る」といった目標でも問題ありません。

自分が立てた目標を達成することで、満足感や達成感を得られます。繰り返し小さな目標を達成することで、モチベーションアップにもつながり、仕事に対する自信もつきます。小さな目標を繰り返し達成できるようになれば、目標を段々大きくしていきましょう。

5.がむしゃらに働いてみる

「仕事が面白くない」「仕事にやりがいを感じない」といった理由から働きたくないと思っている場合は、逆にがむしゃらになって働いてみましょう。与えられた業務を漠然とこなしているだけでは、やりがいや達成感は得られません。

本気になって業務に打ち込み、やる気が出なくてもがむしゃらに、とにかく全力を出して取り組んでみましょう。全力で取り組むことで得られるものがあります。他人の評価も変わるかもしれません。今までと違う一面を見せることで、周りの接し方が変わることもあります。

周りの環境を変えるのではなく、あなた自身が変わることも一つの手です。

6.気分転換する

働きたくないくらい気分が落ち込んでいるときは、気分転換もおすすめです。有給休暇を消化して休息を取ったり、遊びに行ったり、仕事を忘れて気持ちをリフレッシュしましょう。プライベートな時間を有意義に過ごせば、働きたくないという気持ちの軽減が期待できます。

有給休暇が取れない場合でも、仕事帰りに友達と飲みに行ったり、いつもより少し豪華な晩御飯にしたりなど、新鮮な気持ちになれる活動を増やしてみましょう。

7.副業してみる

副業を始めることで、仕事に対するモチベーションが上がる場合があります。副業といえ、お金を稼ぐ行為と同じですので、仕事の楽しさや面白さを楽しめることもあります。新しいことを始めることで、自分にも良い刺激になり、新たな発見につながるでしょう。

また、副業が自分に向いている場合は、副業を本業に変えることも可能です。たとえ副業が失敗したとしても、本業がありますので、収入に影響はありません。

8.誰かに相談する

家族、上司、同僚、友達など誰かに相談して、悩みを打ち明けてみましょう。誰かに相談することで、新たな発見に気づけることもあります。アドバイスによって、働きたくないという気持ちが解消されることもあれば、悩みを打ち明けることでスッキリすることもあります。

身近な人に相談してもいいですし、社内の相談窓口やこころの耳などを利用してもいいでしょう

9.退職・転職を検討する

現在の職場環境に問題があり、「働きたくない」という気持ちが絶えない場合は、退職や転職を検討してください。職場環境が改善されない限りは、気持ちをリフレッシュしても同じ繰り返しになってしまいます。転職してより良い環境を目指すことも一つの手です。

会社のような組織に属することが苦手であれば、フリーランスのような働き方に挑戦してもいいでしょう。今の職場がすべてではないので、自分にとってプラスになる職場を選びましょう。

10.無職になってみる

思い切って仕事を辞めて無職になるという選択肢もあります。仕事から一度離れることで、気持ちをリセットできます。

しかし、収入がなくなってしまうので、ずっと無職でいるわけにもいきません。

ある程度、気分転換ができれば、転職先を見つけるかフリーランスとして働いてみましょう。

働きたくないときに避ける行動

働きたくないときに避ける行動としては、以下の4つです。

  • 自分を責める
  • 働きたくないけど我慢し続ける
  • 他人と比較する
  • 働きたくないからといって無断欠勤する

それぞれについて解説します。

自分を責める

「働きたくないのは自分が仕事をできないから」といったように、自分を責めることは避けましょう。自分を責めてしまうと、よりいっそう気持ちが塞がってしまいます。また自信や行動意欲がなくなるなど、負の連鎖に陥ってしまいます。

とくに真面目な人ほど自分を責めてしまいがちになるので、注意しましょう。働きたくないと思うことは、悪いことではありません。誰しも一度は働きたくないと思ったことがあるはずです。決して甘えや怠けではないので、自分を責めるのではなくどうすればこの気持ちを解消できるか、考えましょう。

働きたくないけど我慢し続ける

働きたくない気持ちを我慢しながら、ずっと働き続けるのは良くありません。一定期間、我慢していれば気持ちが解消される場合は問題ありません。しかし、気持ちが解消される見込みがない場合は、至急行動に移しましょう。

働きたくない気持ちを我慢し続けると、仕事のモチベーションが低下しミスにつながったり、仕事に対する熱意が周りと異なり関係性が悪化したりする可能性があります。

働きたくないという気持ちやストレスを抱え込んで働いても、メリットはありません。「上司に評価されたい」「昇格したい」といった気持ちが少しでもあれば、改善に向けて取り組みましょう。

他人と比較する

「周りは楽しそうに働いているのに自分はできていない」というように、周りと自分を比較して悲観的になるのは避けましょう。こうしたマイナスの考え方は、自分の自己肯定感を下げてしまうためよくありません。

一見、楽しそうに働いている人も「働きたくない」と思っているかもしれませんし、ストレスを抱えているかもしれません。ストレスの感じ方や耐えられる強さは、人それぞれです。人の能力や性格も異なります。他人と比較するのではなく、自分は自分なりに頑張っているところを認めてあげましょう。

働きたくないからといって無断欠勤する

「働きたくない」「仕事に行きたくない」からといって、無断欠勤をしてはいけません。無断欠勤は他の従業員に迷惑をかけてしまうだけでなく、あなたの評価を下げてしまいます。

働きたくないから無断欠勤する

周りに迷惑がかかり、あなたの評価が下がる

職場環境が悪くなり働きたくなくなる(欠勤の数が増える)

上記のように、働きたくないからといって無断欠勤すると、悪循環に陥ってしまいます。結果的にあなたは、現在の職場で働きにくくなり退職せざるを得ない状況になってしまうのです。そのため、無断欠勤は絶対にしてはいけません。

休みたいときは必ず上司に連絡を入れましょう。働きたくないときは、休息をとることも大切です。無断欠勤は良くありませんが、休むこと自体は悪いことではないので勘違いしないようにしましょう。

朝起きてから「働きたくない」「今日は休みたい」と思う人は少なくありません。「急に休みたいけど当日休む理由が見つからない」という人は、以下の記事を参考にしてください。

当日に会社を休む際の理由17選!例文付きで注意点も紹介 – 退職代行ほっとライン

働きたくない人に向いているの仕事

働きたくないと思っている人は、自分に合った仕事を見つけることも大切です。働きたくない人に向いている仕事を以下の3つに分けて紹介します。

  • 一人で作業しやすい仕事
  • 未経験者でも働きやすい仕事
  • 自分で調整しやすい仕事

一人で作業しやすい仕事

コミュニケーションをとることが苦手な人や、人付き合いが苦手な人は、一人で作業しやすい仕事がおすすめです。一人でも作業しやすい仕事は、以下の通りです。

  • Webライター:Webサイトに掲載する記事の執筆
  • Webデザイナー:Webサイトをデザインする
  • 新聞配達員:指定の場所まで新聞を配達する
  • ポスティング:チラシや広告などをポストに投函する
  • 警備員:建物や人を警備する
  • 清掃員:指定の場所を清掃する
  • ゲームテスター:発売前のゲームを遊びバグなどを探す
  • 動画編集:YouTubeやTikTokなどに投稿する動画を編集する
  • 農家:野菜や果物などを栽培する
  • カウンセリング:相談者の悩みを聞き適切なアドバイスをする
  • 配送ドライバー:指定の場所まで荷物を運ぶ

未経験者でも働きやすい仕事

一から仕事を始める人でも働きやすい仕事をピックアップしました。自分の実力が見合っているか不安な人におすすめです。未経験者でも働きやすい仕事は、以下の通りです。

  • 営業職:新規顧客の獲得や既存顧客の関係性を構築する
  • 接客・販売職:店舗に来店した顧客に商品を販売する
  • 事務職:データ入力や書類作成などの事務業務を担う
  • 工場勤務:工場で製造や加工などの業務に携わる
  • 運送・運輸:商品を目的地まで届ける
  • コールセンター:問い合わせや申し込みなど顧客対応する

資格や技術があまり必要のない仕事となっています。上記以外にも入社時にしっかりと研修体制が整っている会社であれば、未経験者でも働きやすいです。職種などから選ぶこともできますし、会社の研修体制などを見て判断してもいいでしょう。

自分で調整しやすい仕事

周りのペースに合わせることが苦手、自分のペースで働きたい人におすすめです。自分で調整しやすい仕事は、比較的「一人で作業しやすい仕事」と似ています。簡単に紹介しますので、参考にしてください。

  • ハンドメイド作家:オリジナルの作品を手作りして販売する
  • 検針員:ガスや電気、水道などのメーターを見て使用量を測定する
  • タクシードライバー:目的地まで人を運ぶ
  • ネイリスト・セラピスト:美容や癒しを提供する
  • YouTuber:自分の好きな動画を撮影しYouTubeに投稿する

フリーランス(個人事業主)は、組織に属していないため自分のペースで働けます。好きな日に好きな時間だけ働けるため、調整しやすいです。ただし、自分の行動・実力で収入などが大きく変わってきますので、注意しましょう。

働きたくないことに関するよくある質問

働きたくないことに関するよくある質問は、以下の通りです。

  • 「働きたくない」と思うのはうつ病ですか?
  • 働きたくないのですが生活できますか?
  • 働きたくないと悩む人の特徴

それぞれについて解説します。

「働きたくない」と思うのはうつ病ですか?

働きたくないと思うことは誰にでもあることなので、一概にうつ病かどうかを判断できません。しかし、うつ病は15人に1人が一生のうちにかかる、ありふれた病気です。自分がうつ病かどうかは以下のチェック表を参考にしてください。次の1~9の項目の内、5つ以上かつ2週間以上続く場合はうつ病の可能性があります。

  1. 一日中悲しい気持ちや憂鬱な気分になってしまう
  2. 今まで好きだったことに対し、興味がわかない、何をしても楽しくないと感じる
  3. 普段よりも食欲が減る、または増える
  4. 普段よりも眠れない、または寝すぎてしまう
  5. 些細なことにもイライラする、以前より怒りやすくなった
  6. すぐに疲れがたまり、何もやる気が起こらない
  7. 自分に価値がないように思える
  8. 集中力がなくなり作業が続かない、物事が決断できない
  9. 死にたい、消えてしまいたい、いなくなりたいと思う

働きたくないのですが生活できますか?

働かなくても生活はできます。ただし、一時的なものであり継続することは難しいです。また働かないことによるリスクもあります。働かずに生活したい人は、次の5つを参考にしてください。

  1. 貯金を切り崩す:貯金がなくなるまでは働く必要がありません
  2. 親の収入に頼る:煙たがられる可能性はありますが、働かずに生活できます
  3. 生活保護を受ける:何もせずお金がもらえますが、制限がかかります
  4. 不労所得を得る:株式投資や不動産投資、アフィリエイトなどに挑戦しましょう
  5. 稼いでくれる人を探す:自分の代わりに稼いでくれる人と生活すれば働く必要がありません

働かずに生活する方法は、いくつかあります。ただし、現実的なものは多くありません。今は働きたくないと思っていても、お金がなければ生活できませんので、気持ちをリフレッシュして働きましょう。

働きたくないと悩む人の特徴

働きたくないと悩む人は、似た特徴を持っています。例えば「コミュニケーションが苦手」「飽き性」「傷つきやすい」などです。とくにコミュニケーションが苦手な人は、職場で良好な人間関係が築けず、働きにくくなってしまうことがあります。

安定して働くためには、良好な人間関係の構築が必須です。近年では、パワハラやセクハラなどハラスメントが増えています。良好な人間関係が築けていれば、これらの問題が発生することはありません。

まとめ

誰しも一度は「働きたくない」と思ったことがあります。働きたくない人は、誰かに相談したり、気分転換したりして、気持ちをリフレッシュしてください。一人で抱え込んでいても良くありません。本記事で紹介した対策法を参考に、自分に合った方法を実践してください。

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