パートの掛け持ちに限界を感じたときの対処法!法律的に問題ないか確かめよう

パートの掛け持ちは、心身に大きな負担がかかる働き方です。生活費を補うために仕方なく続けていても、限界を感じる人は少なくありません。無理を重ねれば、体調を崩したり、知らず知らずのうちに労働基準法に抵触したりする可能性もあります。

だからこそ、一度立ち止まって働き方を見直すことが大切です。本記事では、パートを掛け持ちする中で限界を感じたときの対処法や、法律的な注意点についてわかりやすく解説します。

本記事の結論

・パートの掛け持ちが限界を感じやすい理由は、休憩時間を確保しにくい、家族や自分の時間を取りにくくなる、リフレッシュする時間がないなど
・パートの掛け持ちに限界を感じたときの対処法は、規則正しい生活リズムを目指す、パートナーや相談窓口に悩みを打ち明けるなど
・パートの掛け持ちに限界を感じたら、仕事内容・労働時間・収入など働き方を見直すことが重要

目次

パートの掛け持ち時に確認したい労働時間などのルール

パートを複数掛け持ちする場合、法律に基づいた労働時間や休憩・休日のルールを正しく理解しておくことが重要です。知らずに働きすぎてしまえば、労働基準法に違反するおそれがあるだけでなく、自身の健康を損なうリスクも高まります。

トラブルを未然に防ぐためにも、労働条件に関する基本的な知識を身につけておきましょう。パートを掛け持ちして働く場合に確認しておきたい、労働時間の上限や休日・休憩時間の取り扱いについて詳しく解説します。

  • 労働時間は1日8時間・週40時間が上限とされている
  • パートを掛け持ちしている場合は労働時間を合算して考える必要がある
  • 休日や休憩時間の取り扱いは事業所ごとに分けて判断される

労働時間は1日8時間・週40時間が上限とされている

労働基準法では、原則として1日の労働時間は8時間、1週間では40時間が上限とされています。この基準は正社員に限らず、パートタイム労働者にも適用されるものです。法定労働時間を超えた勤務については、時間外労働として割増賃金の支払いが必要です。

週40時間を超える労働についても同様の扱いになります。

なお、労使協定(いわゆる36協定)を締結している事業所であれば、時間外労働の上限は月45時間、年間360時間までとされています。

ただし、繁忙期など特別な事情がある場合には「特別条項付き協定」を結ぶことで、年間の上限を720時間まで延長することが可能です。その場合でも、月45時間を超える時間外労働は、年に6ヶ月までと定められています。

このように、時間外労働には明確なルールがあります。パートを掛け持ちして働く際は、自身の労働時間が法定基準や協定の範囲内に収まっているかを定期的に確認することが大切です。

パートを掛け持ちしている場合は労働時間を合算して考える必要がある

複数のパート先で働いている場合、それぞれの勤務先の労働時間を合算して、自分自身で管理する必要があります。なぜなら、労働基準法上の労働時間制限は、1人の労働者に適用されるものであり、勤務先ごとに適用されるわけではないからです。

労働時間の合算については以下の表を参考にしてください。

勤務パターン 勤務地Aの労働時間 勤務地Bの労働時間 合計労働時間 時間外労働
パターン① 4時間 5時間 9時間 1時間
パターン② 3時間 3時間 6時間 0時間
パターン③ 8時間 2時間 10時間 2時間

多くの事業者は他の職場での労働時間を把握できません。そのため、時間外労働に対する適切な処理が行われないケースもあります。労働時間の合算管理は自分自身の責任で行い、週や日単位でオーバーしていないかを常に確認することが重要です。

パターン③のように勤務地Aで1日8時間勤務しており、法定労働時間の上限に達している場合は、勤務地Bで働いた2時間はすべて時間外労働になります。

時間外労働の上限は「月45時間・年360時間」と定められていますが、勤務地A・Bの通算ではなく事業所ごとの取り扱いになるため、それぞれで36協定の範囲内に収まっていれば、法律違反にはなりません。

休日や休憩時間の取り扱いは事業所ごとに分けて判断される

労働時間の合算は必要ですが、休日や休憩時間の取り扱いは、基本的に勤務先ごとに個別で判断されます。たとえば、勤務地Aで6時間、勤務地Bで3時間働く場合、Aは6時間以上勤務に該当するため45分以上の休憩を与える義務がありますが、Bでは3時間なので休憩時間は発生しません。

仮に勤務地A・Bともに5時間ずつ働く場合は、どちらも休憩時間を与える義務がないため、10時間働いたとしても休憩時間は発生しません。同様に、休日の取り扱いも、各事業所が独自に就業規則で定めているため、週1回の法定休日を与える義務はそれぞれの事業所にのみ適用されます。

曜日 勤務地A 勤務地B
月曜日 出勤 出勤
火曜日 出勤 出勤
水曜日 休日 出勤
木曜日 出勤 出勤
金曜日 休日 出勤
土曜日 出勤 休日
日曜日 出勤 休日

たとえば上記のようなシフトの場合、毎日働かなければいけませんが、各事業所は週に2日休日を与えているため法律違反ではありません。

パートの掛け持ちが心身ともに限界を感じやすい理由

パートを複数掛け持ちして働くのは、収入を増やす手段として有効です。しかし一方で、心身に大きな負担がかかることも忘れてはいけません。とくに長時間の労働や複数の職場を行き来する生活は、体力だけでなくメンタル面にも大きく影響を及ぼします。

掛け持ち勤務がなぜ限界を感じやすいのか、理由を紹介します。

  • 通勤や移動で休憩時間を確保しにくい
  • 職場ごとの人間関係に気を遣う
  • 家族や自分の時間を取りにくくなる
  • リフレッシュできる時間がない

通勤や移動で休憩時間を確保しにくい

パートを掛け持ちしていると、複数の職場を行き来する必要があります。そのため、1つの勤務が終わった後、すぐに次の職場へ移動しなければならないケースも珍しくありません。本来なら一息ついて休憩したい時間が、移動時間に消えてしまうのです。

移動時間そのものは給与に含まれないため、労働時間としてカウントされません。しかし、実際には肉体的にも精神的にも負担がかかります。とくに徒歩や自転車、電車などで長距離を移動する場合、仕事と仕事の間にしっかりとした休息を取るのが難しくなります。

また、移動の合間に食事を済ませる必要があると、食事の内容も偏りがちになり、健康面にも悪影響が出る可能性があります。このように、通勤や移動時間が増えることで、心身のリカバリーが追いつかなくなり、限界を感じやすくなるのです。

職場ごとの人間関係に気を遣う

職場の人間関係が原因で退職する人は非常に多く、常に退職理由の上位に挙げられます。パートを掛け持ちしている場合、その負担はさらに大きくなります。なぜなら、複数の職場でそれぞれ人間関係を築き、維持する必要があるからです。

職場ごとに雰囲気や職場ルール、上司・同僚との距離感などは大きく異なります。そのたびに対応を切り替えなければならず、精神的なエネルギーを消耗しやすくなります。

たとえば、一方の職場ではフレンドリーな雰囲気で冗談が飛び交う一方、もう一方の職場では厳格で静かな空気感が求められるような場合、対応の仕方を都度変える必要が出てきます。このように、人との関わりが多くなるほど、気を遣う場面も増えるため、ストレスを感じやすくなるのです。

家族や自分の時間を取りにくくなる

掛け持ち勤務をしていると、朝から夜まで働き詰めという日が増えていきます。その結果、家族との団らんの時間や、自分自身のために使う時間が確保しづらくなります。特に子育て中の方や介護をしている方にとっては、家庭との両立が難しくなる場面もあるでしょう。

また、自分の好きなことや趣味に割く時間がないまま働き続けてしまうと、気持ちに余裕が持てなくなります。仕事以外の時間が充実していないと、ストレスが発散できず、不満や疲れが蓄積するものです。

日々の生活に楽しみや癒しの時間がない状態が続けば、働く意欲が低下し、家族とのコミュニケーションが不足すれば、孤立感や焦燥感につながることもあります。

関連記事:仕事のストレス発散方法12選!溜め込まない心得と職場の5大ストレス

リフレッシュできる時間がない

どれだけやりがいや収入があったとしても、リフレッシュする時間がない生活は長く続けられません。パートを掛け持ちしていると、休日がバラバラになったり、休みの日も短時間のシフトが入ったりして、まとまった休息を取るのが難しくなります。

とくに週に6日以上働いていたり、連勤が続いていたりする場合、身体の疲れが慢性的に蓄積されていきます。休みが取れない状態では、気分転換や体力の回復ができず、日々の仕事の効率も落ちしまうでしょう。

体と心のどちらにも余裕がなくなる前に、意識的にリフレッシュの時間を確保することが必要です。自分をいたわる時間を持つことで、健全な働き方を維持しやすくなります。

パートの掛け持ちに限界を感じたときの対処法

パートの掛け持ちに限界を感じる前に、自分の働き方や生活のバランスを見直すことが大切です。限界を迎える前に対処することで、心身の不調やトラブルを防げます。負担を軽減するための具体的な方法を紹介します。

  • 規則正しい生活リズムを目指す
  • スケジュールを書きだし見える化する
  • 家事や育児の手を抜けるところを探す
  • パートナーや相談窓口に悩みを打ち明ける
  • 1日だけでも何もしない日をつくる
  • パートの掛け持ち自体を見直す

規則正しい生活リズムを目指す

心身の健康を保つうえで、生活リズムの安定は欠かせません。パートを掛け持ちしていると、早朝勤務や夜のシフトなどが入り交じり、就寝や食事の時間が不規則になりがちです。しかし、体内時計が乱れると、疲れが取れにくくなり、体調不良を引き起こすリスクが高まります。

できるだけ同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることを心がけましょう。また、食事のタイミングもできるだけ一定に保つようにすると、体がリズムを取り戻しやすくなります。完璧を求める必要はありませんが、まずは同じ時間に寝る日を増やすといった小さな習慣づくりから始めるのが効果的です。

スケジュールを書きだし見える化する

頭の中だけで予定を整理しようとする人は多くいます。しかし、忙しいときには、紙やアプリを使ってスケジュールを書き出すことが有効です。仕事のシフトだけでなく、移動時間、家事、睡眠時間なども含めて一日を視覚的に把握することで、時間の使い方を客観的に見直せます。

見える化することで「実は30分空いていた」「この日の家事は翌日に回せる」といった発見もあります。無理にすべての予定を詰め込まず、余白を意識して予定を組むようにすると、気持ちにも余裕が生まれるでしょう。

家事や育児の手を抜けるところを探す

家庭と仕事の両立は、多くの人にとって大きな課題です。とくに掛け持ちをしている場合、限られた時間の中で完璧に家事や育児をこなそうとすると、心身の余裕がどんどん削られていきます。そこで大切なのは、すべて自分でやらなくてもいいと考えることです。

たとえば、掃除は毎日でなく週に2回に減らす、食事は冷凍食品や総菜をうまく活用する、子どもに簡単な手伝いをお願いするなど、工夫次第で手間を省くことが可能です。家族に状況を説明して協力を仰ぐことも、長く続けるうえでは重要なポイントになります。

仕事と育児の両立を目指している人は、以下の記事で役立つ制度などを紹介していますので、参考にしてください。

関連記事:仕事と育児の両立ができない!共働き夫婦が取り入れたい考え方と役立つ制度

パートナーや相談窓口に悩みを打ち明ける

パートの掛け持ちがつらいと感じたとき、まず相談すべき相手はパートナーです。毎日の生活や家事、育児を共有している相手だからこそ、負担を分かち合うための第一歩として、率直に今の状況や気持ちを伝えてみましょう。

話し合いの中で、家事の分担を見直したり、勤務時間を調整したりすることで、負担を軽減できる可能性があります。

ただし、パートナーが話を聞いてくれない、あるいは話し合っても状況が変わらないということもあるかもしれません。そうした場合には、外部の相談窓口を活用するのも選択肢のひとつです。自治体や労働基準監督署、NPO法人などには、働く人向けの無料相談窓口があります。

また、パートナーとの関係を良くするために、まず自分の気持ちや働き方を整理したいという場合にも、第三者からのアドバイスは有効です。専門的な視点から状況を整理してもらうことで、冷静に向き合えるきっかけが得られるかもしれません。

1日だけでも何もしない日をつくる

たとえ勤務時間が短くても、毎日仕事があると気が張り詰めた状態が続き、知らず知らずのうちに心身の疲れが蓄積していきます。だからこそ、週に一度でも完全に何もしない日をつくることが大切です。勤務先のシフトを調整して、両方の職場の休みが重なる日を定期的に確保しましょう。

また、せっかくの休みに家事で忙しくしてしまっては、本当の意味での休息にはなりません。可能であれば、パートナーや家族に協力してもらい、いつも自分が担っている家事を代わってもらいましょう。何もしない日を実現するための協力体制を整えることも重要です。

さらに、パート勤務であっても一定の条件を満たせば年次有給休暇を取得できます。忙しさが続いているときほど、意識的に休みを増やすことでリフレッシュしやすくなります。有給を消化しにくい人は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:有給が取れない場合の対処法は?人手不足でも取得するコツや違法について解説

パートの掛け持ち自体を見直す

根本的な解決策として、「そもそも掛け持ちを続ける必要があるのか?」を見直してみることも重要です。働きすぎて心身のバランスを崩してしまっては、本末転倒です。

収入のために続けている場合でも、1つの勤務先で勤務時間を増やせないか、時給が高い仕事に切り替えられないかなど、選択肢を広げてみましょう。

また、扶養内で働いている場合は、手取りを最大化するための働き方を見直すことで、掛け持ちをせずに済む可能性もあります。負担を減らしながらも、収入を確保できる方法を模索することで、長く安定して働ける環境を整えられます。

パートの掛け持ちに限界を感じたら働き方を見直そう

パートを掛け持ちしていると、最初はなんとかやりくりできていても、次第に限界を感じることがあります。そのようなときは、無理に続けるのではなく、今の働き方そのものを見直すことが大切です。とくに注目すべきは「仕事内容」「労働時間」「収入」の3点です。

それぞれの観点からの見直し方を詳しく解説します。

  • 仕事内容を見直す
  • 労働時間を見直す
  • 収入(賃金)を見直す

仕事内容を見直す

同じパートであっても、仕事内容によって心身への負担は大きく変わります。たとえば、以下のように仕事内容を見直せないか検討してみましょう。

  • 立ち仕事 → 座ってできる事務作業
  • 苦手な仕事 → 得意な仕事
  • 外での仕事 → 室内での仕事
  • ノルマのある仕事 → ノルマのない仕事
  • 会社に行く仕事 → 家でできる仕事
  • 出勤が必要な仕事 → オンラインでできる仕事

今の仕事内容にストレスや体力的な負担を感じている場合は、担当業務の変更を相談したり、自分に合った別の仕事へシフトしたりするのもひとつの方法です。

また、職場の雰囲気や人間関係が自分に合わないと感じている場合は、仕事内容だけでなく、職場環境そのものを見直すことも検討しましょう。

労働時間を見直す

労働時間を短くすることで、体や心への負担を軽減できるのは間違いありません。しかし、その分収入も減ってしまうため、働く時間を減らすだけでは根本的な解決につながらないこともあります。

理想的なのは、労働時間を減らしても収入を維持できる働き方です。たとえば、時給の高い職場に変える、在宅で効率的に働ける仕事に切り替えるなどが挙げられます。それが難しい場合でも、以下のような工夫で負担を減らすことが可能です。

  • 得意な仕事の勤務時間を延ばし、苦手な仕事の時間を短縮する
  • 合計で10時間働く場合は、6時間と4時間などに分けて、間にしっかり休憩を入れる
  • どちらの職場でも4時間ずつ働いているなら、1つの職場で8時間働くことで移動の負担を省く

収入(賃金)を見直す

パートを掛け持ちしている理由として、収入を少しでも増やしたいという思いを持っている方は多いはずです。しかし、掛け持ちによって得られる収入と、それにかかる時間・体力・ストレスが本当に見合っているかどうかは、一度立ち止まって見直してみることが大切です。

無理に働く時間を増やすのではなく、より効率的に収入を得る方法がないかを考えてみましょう。たとえば、以下のような工夫が考えられます。

  • 今より時給の高い職場に転職する
  • 時給が高い方の職場にシフトを多めに入れる
  • 勤務態度やスキルをアピールして時給アップを交渉する
  • 副業や在宅ワークでスキマ時間に収入を得る方法を探す
  • 資格やスキルを身につけて、より条件の良い職場へステップアップする

より良い条件で働けるように工夫することで、パートの掛け持ちに頼らず、無理なく安定した収入を得る道が見えてきます。まずはもっと効率よく働けないかを意識してみてください。給与交渉を検討される人は、以下の記事で交渉のコツを紹介してますので、参考にしてください。

関連記事:給料の交渉のやり方を徹底解説!タイミングやNGポイントを紹介

パートの掛け持ちに関するよくある質問

パートの掛け持ちに関するよくある質問について紹介します。

  • パートの掛け持ちはやめたほうがいいと言われる理由は?
  • パートを掛け持ちするメリットは?
  • パートの掛け持ちで気を付けることは?
  • パートの掛け持ちに限界を感じたけど退職を切り出せないときどうする?

パートの掛け持ちはやめたほうがいいと言われる理由は?

パートの掛け持ちはやめたほうがいいと言われる理由は、掛け持ちすることで肉体的にも精神的にも負担が大きくなりやすいからです。移動や通勤の手間、職場ごとの人間関係、シフト調整のストレスなど、目に見えない疲れが積み重なります。

また、労働時間が増えることで、法定労働時間を超えるケースもあり、体調不良やメンタルの不調を招く可能性も否定できません。稼ぎたいという気持ちが強すぎるあまり、自分の限界を見失わないように注意が必要です。

パートを掛け持ちするメリットは?

収入を増やせる点が、掛け持ちの最大のメリットです。ほかにも、さまざまなスキルや経験を得られたり、将来のキャリアの幅を広げたりするきっかけになる場合もあります。また、どちらかの職場が合わなくなった場合に、もう一方で収入を維持できるというリスク分散にもつながります。

パートの掛け持ちで気を付けることは?

まず重要なのは、労働時間の合算です。法定労働時間(1日8時間・週40時間)を超えると時間外労働となり、割増賃金の対象になります。掛け持ちの場合、雇用主側が他の職場の勤務状況を把握していないことが多いため、自分自身で管理しなければなりません。

また、健康管理や休養の確保も重要です。スケジュールの見える化や、1日完全に休める日を定期的につくるよう意識しましょう。

パートの掛け持ちに限界を感じたけど退職を切り出せないときどうする?

まずは信頼できる人に相談して、気持ちを整理することが大切です。とくにパートナーがいる場合は、家庭内のサポートや収支の見直しについて話し合ってみましょう。それでも改善が難しい場合は、労働相談窓口やハローワークなど、第三者の視点からアドバイスをもらうのも有効です。

また、退職を切り出すことに心理的なハードルがある場合は、退職代行サービスの利用も選択肢のひとつとして検討してみてください。

まとめ

パートを掛け持ちすることで、収入を増やしたり生活の選択肢を広げたりできる一方で、心身への負担や労働時間の管理、職場ごとの人間関係といったさまざまなストレスを抱えるリスクもあります。

パートの掛け持ちに限界を感じ始めたときこそ、自分の働き方を見直しましょう。仕事内容や労働時間、収入のバランスが本当に自分に合っているかを冷静に考えて、必要であればパートナーや相談窓口に悩みを打ち明けることも大切です。

パートであっても退職代行サービスを利用することは可能です。辞めたくても辞められないなど、退職に関する悩みがある人は退職代行ほっとラインへご相談ください。

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