リモートワーク中の退職の伝え方|タイミングや方法、例文を紹介

リモートワーク中の退職の伝え方|タイミングや方法、例文を紹介
リモートワーク中の退職の伝え方|タイミングや方法、例文を紹介

リモートワーク中に退職したいと思っても、上司と直接顔を合わせる機会がないため、どのように伝えればよいのか迷う人もいるでしょう。

チャットやメールだけで伝えてよいのか、退職を伝えるために出社する必要があるのか気になるところです。

リモートワーク中でも、Web会議や電話などを利用して退職の意思を伝えられます。

ただし、退職日や引き継ぎ、会社から借りているパソコンなどの返却については、上司や人事担当者と調整が必要です。

本記事では、リモートワーク中に退職を伝えてから辞めるまでの流れや、伝えるタイミング・方法を解説します。

状況別の例文や退職時の注意点も紹介しますので、リモートワーク中に退職を考えている方は参考にしてください。

本記事の結論

・リモートワーク中に退職を伝えてから辞めるまでの流れは、上司に話す時間をもらう、退職の意思を伝える、退職日を伝えて上司と調整する、退職届を提出する、業務の引き継ぎを進める、残っている有給休暇を消化する

・リモートワーク中に退職を伝える方法は、Web会議で退職を伝える、電話で退職を伝える、メールで退職を伝える、チャットで退職を伝える、出社して対面で退職を伝える

・リモートワーク中に退職するときの注意点は、退職時に最終出社を求められる場合がある、パソコンや社員証などの貸与品の返却方法を確認する、退職時にトラブルになりそうなら退職代行を検討する

目次

リモートワーク中に退職を伝えてから辞めるまでの流れ

リモートワーク中でも、基本的な退職手続きの流れは出社して働いている場合と大きく変わりません。

ただし、上司と直接顔を合わせる機会が少ないため、まずはチャットやメールなどで退職について話す時間を設けてもらう必要があります。

リモートワーク中に退職を伝えてから実際に辞めるまでの流れを順番に紹介します。

  • チャットやメールで上司に話す時間をもらう
  • 退職の意思を伝える
  • 希望する退職日を伝えて上司と調整する
  • 退職届を提出する
  • 業務の引き継ぎを進める
  • 残っている有給休暇を消化する
  • パソコンなど会社からの貸与品を返却する

チャットやメールで上司に話す時間をもらう

リモートワーク中に退職を考えている場合は、まずチャットやメールで上司に話す時間をもらいましょう。

普段からチャットで連絡を取っているのであれば、突然Web会議をかけたり、退職について長文のメッセージを送ったりする必要はありません。

相談したいことがあるため時間をいただきたいと簡単に伝え、Web会議や電話などで話せる時間を調整します。

退職の話にはある程度時間がかかる可能性もあるため、上司の予定を確認して時間を確保してもらうとよいでしょう。

退職の意思を伝える

退職について相談したいと曖昧に伝えるのではなく、退職する意思が固まっているのであれば、会社を辞めたいことを明確に伝えるのがポイントです。

伝え方が曖昧だと、まだ退職を迷っていると思われ、引き止められる可能性があります。

退職理由について聞かれた場合は、転職や家庭の事情など、話せる範囲で説明すれば問題ありません。

会社への不満が理由でも、すべてを細かく伝える必要はないでしょう。

リモートワークでは直接顔を合わせる機会が少ないからこそ、退職の意思が正確に伝わるよう、はっきりと伝えることが大切です。

関連記事:退職は何日前までに伝えるべき?法的ルールと正しい辞め方を解説します

希望する退職日を伝えて上司と調整する

退職の意思を伝えたら、いつまでに退職したいのか希望する日を上司へ伝えましょう。

退職日は、業務の引き継ぎや残っている有給休暇の日数なども考えて決める必要があります。

転職先が決まっている場合は、次の会社への入社日に間に合うようスケジュールを組むことも大切です。

希望する退職日を伝えても、会社から引き継ぎなどの都合で別の日を提案される場合があります。

特に退職日を急いでいないのであれば、会社側の事情も踏まえて話し合い、双方が納得できる日を決めるとよいでしょう。

退職日が決まれば、そこから逆算して退職届の提出や引き継ぎ、有給休暇の消化などを進めていきます。

関連記事:退職日はどうやって決めるの?決め方とおすすめの月ランキングを紹介

退職届を提出する

退職日が決まったら、会社のルールに従って退職届を提出しましょう。

リモートワークでは出社する機会が少ないため、退職届を郵送したり、電子データで提出したりする場合があります。

会社によって提出方法が異なるので、上司や人事担当者に確認してください。

会社指定のフォーマットがある場合は、そちらを使用します。

特に指定がなければ、退職日や氏名など必要な内容を記載して提出しましょう。

また、退職届以外にも退職時に提出する書類がある場合は、あわせて提出方法や期限を確認しておくと、その後の手続きをスムーズに進められます。

関連記事:退職届を出すタイミングはいつ?書き方や出し方、提出時期を徹底解説します

業務の引き継ぎを進める

退職日が決まったら、後任者が困らないように業務の引き継ぎを進めましょう。

リモートワークでは対面で説明する機会が少ないため、業務内容や作業手順、取引先の情報、進行中の案件などを資料にまとめておくと便利です。

必要に応じてWeb会議を開き、資料だけでは伝わりにくい部分を説明します。

また、社内システムや共有フォルダに保存しているデータについても、後任者が確認できる状態にしておきましょう。

ただし、自分のアカウントやパスワードをそのまま後任者へ渡すのではなく、会社のルールに従って引き継いでください。

関連記事:退職代行を使えば引き継ぎ不要は嘘?リスクやトラブルの避け方を紹介

残っている有給休暇を消化する

有給休暇が残っている場合は、退職前に消化するのが一般的です。

労働者には有給休暇を取得する権利があり、会社は原則として退職前の有給休暇の取得を拒否できません。

会社には時季変更権がありますが、退職日を越えて取得日を変更できないため、退職までにほかの日がなければ変更は難しくなります。

有給休暇を取得するタイミングについては、引き継ぎをすべて終えてからまとめて消化する方法もあれば、引き継ぎを進めながら取得する方法もあります。

残っている有給休暇の日数と必要な引き継ぎ期間を確認し、上司と話し合いながら退職日までのスケジュールを決めましょう。

関連記事:退職時に有給消化できない時の対処法は?有給の消化方法と違法について解説

パソコンなど会社からの貸与品を返却する

業務の引き継ぎや有給休暇の消化が終わったら、会社から借りている貸与品を返却します。

リモートワークでは、パソコンやモニター、スマートフォン、Wi-Fiルーターなどを自宅で使用している場合があります。

社員証やセキュリティカード、会社から支給された備品なども含め、返却が必要なものを確認しましょう。

返却方法は、会社へ持参する場合もあれば、宅配便などで郵送する場合もあります。

送料を会社と本人のどちらが負担するのかも含め、人事担当者などへ事前に確認してください。

関連記事:退職時の会社パソコンはどうすればいい?返却までの流れや初期化のやり方を紹介

リモートワーク中に退職を伝えるタイミング

リモートワーク中でも、退職を伝えるタイミングについて特別なルールがあるわけではありません。

基本的には通常の退職と同じように、退職希望日や会社の就業規則などを確認して伝えます。

リモートワーク中に退職を伝えるタイミングについて解説します。

  • 法律上は退職日の2週間前までに伝えればよい
  • 就業規則に記載されている期限も確認する
  • 転職先が決まっている場合は入社日から逆算する
  • 繁忙期や重要なプロジェクトの途中はできるだけ避ける
  • 業務が落ち着いている時間帯に上司へ伝える

法律上は退職日の2週間前までに伝えればよい

期間の定めがない雇用契約の場合、民法627条1項により、原則として退職の申入れから2週間が経過すると雇用契約が終了します。

そのため、法律上は退職希望日の少なくとも2週間前までに退職の意思を伝えれば問題ありません。

ただし、実際に退職する際は、業務の引き継ぎや有給休暇の消化、退職手続きなどについて会社と調整する必要があります。

2週間では十分な時間を確保できない場合もあるでしょう。

円満に退職したいのであれば、退職希望日の1〜2か月程度前を目安に伝えておくと、余裕を持って引き継ぎや有給休暇の消化を進められます。

就業規則に記載されている期限も確認する

退職を考えたら、会社の就業規則に記載されている退職申出の期限も確認しておきましょう。

会社によっては、退職する場合は1か月前までに申し出るなど、独自のルールを設けていることがあります。

引き継ぎや後任者の確保などを考慮して、法律上の2週間より早い時期に申し出るよう定めている会社もあるでしょう。

円満に退職したいのであれば、基本的には就業規則に沿って退職意思を伝えるのがおすすめです。

転職先が決まっている場合は入社日から逆算する

転職先への入社日が決まっている場合は、入社日の前日を現在の会社の退職日に設定するのが一般的です。

まずは現在の会社の就業規則を確認し、いつまでに退職を申し出る必要があるのか確認しましょう。

例えば、退職日の1か月前までに申し出ると定められているのであれば、転職先への入社日から逆算して退職を伝える時期を決めます。

また、有給休暇が残っている場合は、その日数も考慮する必要があります。

最終勤務日から退職日まで有給休暇を消化するのであれば、さらに早い段階から引き継ぎを進めておくとよいでしょう。

転職先への入社日をずらさずに済むよう、退職日だけでなく、退職の申出や引き継ぎを始める時期まで逆算してスケジュールを組むことが大切です。

繁忙期や重要なプロジェクトの途中はできるだけ避ける

人手が必要な時期に退職を申し出ると、会社側から強く引き止められる可能性があります。

また、忙しいなかで仕事を引き継ぐことになるため、同じ部署の社員から不満を持たれるなど、人間関係のトラブルにつながるかもしれません。

もちろん、繁忙期だからといって退職できないわけではありません。

転職先への入社日が決まっているなど、退職時期を変更できない事情があれば、予定どおり退職手続きを進めて問題ないでしょう。

退職時期を調整できるのであれば、繁忙期や重要なプロジェクトが落ち着いたタイミングを選ぶほうが、会社とのトラブルを避けて円満に退職しやすくなります。

業務が落ち着いている時間帯に上司へ伝える

退職を伝える際は、上司の業務が落ち着いている時間帯を選びましょう。

リモートワークでは上司の状況が見えにくいため、いきなりWeb会議や電話で退職を切り出すのは避けたほうが無難です。

会議が続いている時間帯や締め切り直前などに伝えると、十分に話す時間を確保してもらえない可能性があります。

まずはチャットやメールで時間をもらえるか確認し、上司の都合に合わせてWeb会議や電話の予定を設定してください。

普段からスケジュールを共有している会社であれば、上司の予定を確認したうえで連絡するとよいでしょう。

リモートワーク中に退職を伝える方法

退職の意思は上司へ直接会って伝えるべきだと考えている人も多いでしょう。

そのため、リモートワーク中だと、チャットやメールだけでもよいのか、退職を伝えるために出社したほうがよいのか迷うところです。

それぞれの伝え方や適している場面について紹介します。

  • Web会議で退職を伝える
  • 電話で退職を伝える
  • メールで退職を伝える
  • チャットで退職を伝える
  • 出社して対面で退職を伝える

Web会議で退職を伝える

ZoomやTeamsなどを普段から利用している会社であれば、退職を伝えるためだけに出社する必要はないでしょう。

Web会議ならお互いの顔を見ながら話せるため、対面に近い形で退職の意思を伝えられます。

また、メールやチャットのように文章だけで伝える方法と比べて、自分の考えや退職の意思を詳しく説明できることもメリットです。

上司から質問された場合も、その場で回答できます。

Web会議を利用する際は、突然呼び出すのではなく、事前にチャットやメールで話したい旨を伝えて時間を確保してもらいましょう。

電話で退職を伝える

電話なら離れた場所にいてもリアルタイムで会話できるため、退職の意思や理由を自分の言葉で説明できます。

上司から質問された場合も、その場で回答できるでしょう。

ただし、相手の表情が見えないため、Web会議よりも細かなニュアンスが伝わりにくいことには注意が必要です。

退職するか迷っていると受け取られないよう、退職の意思が固まっている場合は明確に伝えてください。

電話の場合も突然かけるのではなく、事前にチャットやメールなどで時間を確保してもらってから話すとよいでしょう。

メールで退職を伝える

メールであれば、退職する意思や希望する退職日などを文章にして送れるため、伝えた内容が記録として残ります。

また、上司と勤務時間が異なる場合など、リアルタイムで話すのが難しい環境でも利用できます。

ただし、退職は重要な話なので、Web会議や電話で伝えられる環境であれば、まずは直接会話するほうが丁寧でしょう。

メールだけで済ませると、上司から改めてWeb会議や電話で話したいと求められる可能性もあります。

直接話すのが難しい事情がある場合や、上司と連絡がつかない場合などに、メールで退職意思を伝える方法を検討してください。

チャットで退職を伝える

チャットはすぐに送信でき、相手が確認したか分かるサービスもあるため、リモートワークでは便利な連絡手段です。

退職意思を文章として残せる点もメリットでしょう。

ただし、普段の簡単な業務連絡と同じ感覚で退職を伝えると、上司に軽い印象を与える可能性があります。

特に、Web会議や電話で話せる環境があるにもかかわらず、一方的にチャットだけで退職を伝えるのは避けたほうが無難です。

基本的には、チャットで上司に話す時間をもらい、Web会議や電話で退職意思を伝える使い方がおすすめです。

出社して対面で退職を伝える

定期的に出社する機会がある場合は、そのタイミングで退職を伝えてもよいでしょう。

直接顔を合わせて話せるため、退職理由や自分の意思を伝えやすく、上司からの質問にもその場で答えられます。

特に、長く勤めている会社やお世話になった上司へ直接伝えたい場合は、対面を選ぶのも一つの方法です。

ただし、退職を伝えるためだけに無理に出社する必要はありません。

完全リモートで働いている場合や会社まで距離がある場合は、Web会議や電話など、自分と会社の状況に合った方法を選びましょう。

リモートワーク中の退職の伝え方を例文付きで紹介

リモートワークでは、チャットやメールで上司に時間をもらったり、Web会議で退職意思を伝えたりするため、どのような言葉を使えばよいのか迷う人もいるでしょう。

リモートワーク中に退職を伝える際に使える例文を状況別に紹介します。

  • 上司に退職について話す時間をもらうときの例文
  • 退職の意思を伝えるときの例文
  • 退職理由を聞かれたときの例文
  • 希望する退職日を伝えるときの例文
  • 退職を引き止められたときの例文

上司に退職について話す時間をもらうときの例文

リモートワーク中に退職を伝える場合は、まずチャットやメールで上司に話す時間を確保してもらいましょう。

この段階で退職について詳しく説明する必要はありません。

相談したい内容があると伝え、Web会議や電話で話せる時間を確認します。

【チャットで送る場合】

お疲れさまです。
少しお話ししたいことがあるのですが、本日または明日、30分ほどお時間をいただけますでしょうか。
ご都合のよい時間を教えていただけると幸いです。

【メールで送る場合】

件名:面談のお時間について
⚪︎⚪︎さん
お疲れさまです。
今後についてお話ししたいことがあり、ご連絡いたしました。
30分ほどお時間をいただきたいのですが、ご都合のよい日時を教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
退職することをチャットやメールで先に伝えても問題ありませんが、Web会議などで直接話す予定であれば、この段階では面談を依頼するだけでも十分です。

退職の意思を伝えるときの例文

上司と話す時間を確保できたら、Web会議や電話などで退職の意思を明確に伝えましょう。

すでに退職すると決めているのであれば、退職しようか迷っていると受け取られるような曖昧な表現は避けるのがおすすめです。

お時間をいただきありがとうございます。
突然のご報告となり申し訳ありませんが、退職することを決めました。
⚪︎月末での退職を希望しています。

退職理由を詳しく話したくない場合は、この段階ですべて説明する必要はありません。まずは退職する意思が固まっていることを上司へ伝えることが大切です。

退職理由を聞かれたときの例文

退職の意思を伝えると、上司から退職理由を聞かれます。

退職理由は人によって異なりますが、会社や上司への不満をそのまま伝えるのは避けたほうがよいでしょう。

ネガティブな理由でも、以下のように言い換えると伝えやすくなります。

  • 給料が低い:今後の収入やキャリアを考え、より成長できる環境へ移りたいと考えました。
  • 残業が多い:今後の働き方を見直し、仕事と私生活を両立できる環境で働きたいと考えています。
  • 仕事内容が合わない:今後は自分の強みや経験をより活かせる仕事に挑戦したいと考えました。
  • 人間関係が悪い:新しい環境で人間関係も含めて一から仕事に取り組みたいと考えています。
  • 評価に納得できない:今後のキャリアを考え、成果や経験を活かせる環境で働きたいと考えました。
  • 転職先が決まっている:今後のキャリアを考えた結果、新しい環境で挑戦することを決めました。

退職理由を詳しく説明しすぎる必要はありません。

引き止めの材料にされないよう、簡潔かつ前向きに伝えるのがポイントです。

関連記事:退職理由で嘘をつくのは問題あり?引き止められないおすすめの理由を紹介

希望する退職日を伝えるときの例文

退職の意思と理由を伝えたら、希望する退職日についても上司へ伝えます。

就業規則や引き継ぎに必要な期間、有給休暇の残日数などを確認したうえで、具体的な日付を伝えましょう。

○月○日付での退職を希望しています。
残っている有給休暇については、引き継ぎの状況を確認しながら取得したいと考えています。

転職先への入社日が決まっており、退職日を後ろにずらせない場合は、以下のように伝えても良いでしょう。

転職先への入社日が○月○日に決まっているため、〇月〇日付で退職したいと考えています。
必要な引き継ぎについては、それまでに完了できるよう進めます。

退職日を調整できるのか、すでに期限が決まっているのかによって伝え方を変えると、上司とも話を進めやすいでしょう。

退職を引き止められたときの例文

退職を伝えると、上司から引き止められることがあります。

すでに退職すると決めているのであれば、曖昧な返事をせず、退職の意思が変わらないことを明確に伝えましょう。

お気遣いいただきありがとうございます。
ただ、退職については十分に考えたうえで決めたことですので、意思は変わりません。
予定どおり○月○日で退職させていただきたいと考えています。

人手不足や引き継ぎなどを理由に引き止められても、退職するかどうかを再び相談する必要はありません。

何度も引き止められる場合も、退職する意思は変わらないと一貫して伝え、退職することを前提に話を進めましょう。

関連記事:退職を引き止められる人の特徴とは?引き止められた際の上手な断り方を解説します

リモートワーク中に退職するときの注意点

リモートワーク中の退職では、会社へ出社せずに手続きを進められる場合もあります。

ただし、退職が決まったあとに最終出社を求められたり、会社から借りているパソコンなどの返却が必要になったりすることには注意が必要です。

リモートワーク中に退職するときの注意点を紹介します。

  • 退職時に最終出社を求められる場合がある
  • パソコンや社員証などの貸与品の返却方法を確認する
  • 退職時にトラブルになりそうなら退職代行を検討する

退職時に最終出社を求められる場合がある

退職に必要な書類への記入や貸与品の返却、社内でしか対応できない手続きなどがある会社では、退職前に一度出社するよう指示されることもあるでしょう。

普段ほとんど出社していないからといって、退職手続きもすべてオンラインで完結するとは限りません。

退職が決まったら、最終出社が必要なのか上司や人事担当者へ確認しておくと安心です。

出社が難しい事情がある場合は、書類を郵送する、貸与品を宅配便で返却するなど、別の方法で対応できないか会社へ相談してみましょう。

パソコンや社員証などの貸与品の返却方法を確認する

リモートワークでは、会社から借りたパソコンやスマートフォン、社員証などを自宅で保管している場合があります。

退職する際は、これらの貸与品をすべて会社へ返却しなければなりません。

出社して返却するのか、宅配便などで送るのかは会社によって異なります。

退職日が決まったら、返却する貸与品と返却期限、送付先などを人事担当者へ確認しておきましょう。

特にパソコンには、顧客情報や社内資料などの機密情報が保存されている場合があります。

自己判断でデータを削除したり初期化したりせず、会社から指示された状態で返却してください。

退職時にトラブルになりそうなら退職代行を検討する

退職を伝えても強く引き止められる、退職を認めてもらえないなど、自分だけで手続きを進めるのが難しい場合は退職代行を検討しましょう。

リモートワーク中でも退職代行は利用できます。

退職代行から会社へ退職意思を伝えてもらえるため、上司とWeb会議をしたり、電話で直接退職を申し出たりする必要はありません。

有給休暇を消化したい、希望する退職日について会社と調整したい場合は、弁護士型の退職代行がおすすめです。

民間の退職代行業者でも本人の希望を会社へ伝えられますが、会社が拒否した場合などに本人に代わって交渉することはできません。

関連記事:退職代行を弁護士に依頼するメリットは?民間との違いや費用、判断基準まで解説

リモートワーク中の退職の伝え方に関するよくある質問

リモートワーク中の退職の伝え方に関するよくある質問を紹介します。

  • 退職の切り出し方はチャットでも問題ない?
  • リモートワーク中の退職挨拶はどうする?
  • 在宅ワークを辞めるときはメールだけでもいい?
  • 退職を切り出すためのアポはメールでどう取る?
  • リモートワークでも退職代行は利用できる?

退職の切り出し方はチャットでも問題ない?

退職について話す時間をもらうために、チャットで上司へ連絡するのは問題ありません。

普段からチャットを使っている会社であれば、上司に相談したいことがあると伝え、Web会議や電話の時間を確保してもらいましょう。

チャットだけで退職意思を伝える方法もありますが、Web会議や電話で話せるのであれば、直接会話して伝えるほうが丁寧です。

リモートワーク中の退職挨拶はどうする?

リモートワーク中の退職挨拶は、メールやチャットで行っても問題ありません。

最終出社する機会がある場合は直接挨拶してもよいですが、退職挨拶のためだけに出社する必要はないでしょう。

普段やり取りしている社内チャットやメールを使い、お世話になったことへの感謝を伝えます。

社外の取引先を担当している場合は、会社の方針に従って退職や担当者変更について連絡してください。

在宅ワークを辞めるときはメールだけでもいい?

伝えることは可能です。

退職するために必ず対面で伝えなければならないという法律上の決まりはありません。

ただし、上司とWeb会議や電話で話せる環境であれば、最初からメールだけで済ませるよりも直接会話して伝えるほうが丁寧です。

完全在宅で上司と直接話す機会がない、何度連絡しても時間を設けてもらえないなどの事情がある場合は、メールで退職の意思を明確に伝えましょう。

退職を切り出すためのアポはメールでどう取る?

退職を切り出すためのアポを取る場合は、メールで詳しい退職理由まで伝える必要はありません。

上司に話したい内容があることと、希望する日時を簡潔に伝えましょう。

お疲れさまです。
今後についてお話ししたいことがあります。
○月○日の○時ごろに、30分ほどお時間をいただけますでしょうか。
難しい場合は、ご都合のよい日時を教えていただけますと幸いです。

Web会議や電話で伝える予定であれば、まずは話す時間を確保するための連絡にとどめておくとよいでしょう。

リモートワークでも退職代行は利用できる?

リモートワーク中でも退職代行は利用できます。

出社しているかどうかにかかわらず、退職代行から会社へ本人の退職意思を伝えてもらえます。

退職代行を利用すれば、自分で上司にWeb会議や電話で退職を伝える必要はありません。

会社と直接やり取りするのを避けたい場合にも利用できます。

また、有給休暇を消化したい、退職日について会社との調整が必要など、交渉が発生する可能性がある場合は弁護士型の退職代行がおすすめです。

まとめ

リモートワーク中でも、Web会議や電話などを利用して退職の意思を伝えられます。

退職するためだけに出社する必要はなく、普段の働き方や会社のルールに合った方法を選びましょう。

退職日が決まったあとは、業務の引き継ぎや有給休暇の消化、パソコンなどの貸与品の返却を進めます。

円満に退職したいのであれば、就業規則を確認したうえで余裕を持って退職意思を伝えることも大切です。

強く引き止められるなど、自分だけでは退職手続きを進めるのが難しい場合は、退職代行を利用しても良いでしょう。

退職日や有給休暇について会社との交渉が必要になりそうであれば、弁護士型の退職代行を検討してください。

退職代行でお悩みの場合はすぐにご相談ください。

退職のお悩みを一人で解決するのは心身ともに負担が大きいです。ぜひ、専門家にご相談ください。

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